縄文クッキー作ったよ。
前回、縄文クッキーがどういう風に作るかって、
いろいろ想像して泣いてた。
それで、結果的に、クッキー作ったので、書いてみる。
縄文クッキー令和版
前回の記事の通り、縄文クッキーを作る際に、いろいろと考えて、方針を決めたんだ。
●縄文時代に縄文クッキーはないかもしらんが、作る。
(クッキーにするほど手を入れたら、とる栄養に対して、かける時間が合わない、きっと気まぐれで作ったんだろうな)
●縄文クッキーは甘いと仮定する
●縄文時代に存在したもので作る
で、前回のせなかったどんぐり!
もらってきたどんぐりを
むいた。
殻や穴開いてたどんぐりは火祭り!!
生で食べてみる。
うまい。甘みを抑えた栗って感じ!
剥いたのを水に漬けてめっちゃ炒る。
ミルサーで粉に。
…と、いうことで、できた生地がこちら!!
レシピ
しいの実 むいて炒って粉にしたもの
鬼ぐるみ(日本産くるみ) むいて炒って粉にしたもの
はちみつ (日本書紀にとろうとしたけど失敗した記述あり)
菜種油 (くるみの粉の補助的役割)
りんごジュースで培養するパラダイス酵母 (甘み補充。そのへんにあったので。日本にも姫りんごくらいはあったんじゃないか)
ぜんぜんまとまらないながらも、なんとかまとめる。たぶん、もっとまとまれば、縄紋入れたり沈線?とか入れたりとか、形も工夫したかもしれないが、ぜんぜんまとまらないので、片手に握って「ぎゅ!」って握って、そのあと割れないように多少平らにする。ギュウウーー!!!
縦に長いのがたくさんできた。もう、整形して置いただけで割れる勢い!!!
焼けたよ焼けたよ。
食べた。
食べられる砂粒が入ったおいしいクッキーだった。
まったく渋くない。
ミルサーでどんぐりをきれいにつぶしたつもりだったが、粒の大小があって、大きいのは、一瞬砂粒かと思うほどの歯ごたえ。でも、噛める。 思いのほか、はちみつを入れすぎて、普通のクッキーと同じくらい甘い。クッキー全体の歯ざわりは、さすが菜種油のさっくり感。
ちょっと謎の形容しがたい風味があるけど、当たり前だ、小麦粉使ってないんだから。
そして、ずっと前から思ってたんだけど、そして、唐突だけど、豚肉とイノシシ肉って似てるけど違う。イノシシが大豆だとしたら、豚肉は大豆もやしみたいな感じだ。豚が陰、イノシシが陽。それは、食べるものが、どんぐりと、飼料、と違うからと思った。
だから、どんぐりも、なんかちょっと普通のクッキーと比べて陽な感じがする。
友達に食べてもらった。「うまい! うまい! あと、このなんともいえないおいしさがあるね…」と言ってくれた。
そう、なんだか噛み締めたくなるなにかがある。