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アクリル毛糸でドール用ウィッグを作ろう②ドールヘア編
というわけで、アクリル毛糸をドールヘア化する作業をまとめて行きたいと思います。
●必要な道具
・アクリル100%毛糸
色さえ合っていれば100均のものでも構いません。太さは中太程度。ウールが混じっているものは完全にはまっすぐにならない可能性があります。また、黒以外の色はドールヘアにすると色が明るく(もしくは薄く)なる傾向にあるので、選ぶ際は要注意。
・ストレートアイロン
温度設定は出来なくても大丈夫です。小回りが利くサイズがおススメです。
・ペット用ブラシ(スリッカー)
先端のゴムの保護はあってもなくても大丈夫です。これも100均のものでOK。
●あった方が良い道具
・網目の荒いネット状のもの
園芸用のネットみたいなものがあると作業が楽です。私は100均の「編み付けネット」を使っています。なければ割り箸などの細めの棒で代用可能。
・目の細かい櫛
なくても構いませんが、スタイリングに使っている眉毛ブラシを作業時にも使っています。あると便利。
・霧吹き
あると楽ですが、なければ手で適当に水をつけても同じことです。
●ウェフ化に必要なもの
・ボンド
出来れば耐熱性・耐水性に優れたものがよいですが、普通の木工用ボンドや手芸用ボンドで構いません。私はタイトボンドIIIというものと速乾性のコニシのボンドを使っています。
・筆
安いナイロン筆が使いやすいです。
・クリアファイル
といったところです。
では以下作業手順です。
適当な大きさにカットした編み付けネットと、適当な長さにカットした毛糸です。毛糸はアイロンをかけると長くなりますので、無駄が出るのが嫌な方は作りたい髪型とよく相談してカットしましょう。
編み付けネットにくくりつけました。ネット状のものがなければ割り箸とかでもいいと思いますが、個人的にはネットあって方が楽です。
ほぐしました。この工程はやってもやらなくてもあまり変わらないかも。
カッターマットの上などで、スリッカーを使ってはじから少しづつ梳かしていきます。トントンと叩くような感覚で。時々毛玉がブチィィッといくこともありますが雑な人間なので気にしない。なお、山盛りのワタができます。
フワッフワやぞ!フワッフワ!
抜け毛が出なくなるまでスリッカーと櫛で梳きました。
霧吹きで水を吹くか、適当に手で水をつけてストレートアイロンをかけます。できるだけキツく挟んでゆっくりギューーっと滑らせていきます。滑るのが滞るとすぐ跡がつくので、不器用な私は軽めに2回目3回目のアイロンをかけて表面を整えることが多いです。
サラフワになりました。
量産。作りたい髪型に対して長く取り過ぎました。
さて、これをネットから切り離してウェフ 化します。が、作りたい髪型によっては全てウェフ化する必要はないと思います。
例えばこの2人の場合、向かって左の子は分け目と後頭部を作るにはウェフ状になっている必要がありましたが、前髪の最初のレイヤーや、分け目近くはネットに付いたままのアクリル毛糸ヘアを適宜必要な長さに切り取ってそのまま貼り付けています。右の人はつむじ以外は全て切り取ってそのまま貼り付けるスタイルで作っています。ストレートロングやストレートボブはウェフ、短髪はそのままといったところかと。
ウェフ化する際はクリアファイルの上で適当に水で溶いたボンドを筆で塗ります。割とシャバシャバでOK。なるだけ下まで浸透するように塗ります。クリアファイルから剥がした際に下までボンドが浸透していなければまた塗って、乾かして完成です。
Q.アクリル毛糸に気にいる色がないのだが?
A.ワイもヘア化した時の色がわからんで茶色〜グレー系を何玉も買ってしもうたんや……気にいる色を見つけるのは意外と難しい…なお、パステルやコピックで染められますが、こちらは今後チャレンジしてみたいです。
Q.ウェフ化するのにいいやり方は他にないのか
A.先に毛糸をミシンで縫ってからスリッカーをかけるとか、パッキング用のシーラーを使うとか他にもやり方ありそうですが、これは今後検証する予定はありません。
ドールヘア化の作業は以上。
次回はストッキングでウィッグキャップを作るの巻です。