骨折日記 手術から退院まで
そんなこんなで、手術をする金曜日がきた。前日は麻酔医から電話で質問等があり、手術に向けた指示事項を聞いた。
当日は朝6時前までに固形のもの、朝10時までに牛乳以外の透明な液体は飲めるということだったので、5時に朝食を取り準備をしていた。
同僚が病院まで送迎してくれ(本当にありがたい)、チューリッヒの病院に到着。ホテルのようなレセプションで同意書などにサインし、部屋に案内された。二人部屋。同室には背中の手術をしたというマダム(スイスドイツ語オンリー!)がいて、世間話をした。その間、ギャルソンのような格好をした食事係のスタッフさん(スイスはすごい)が来て、レストランのメニューカードのようなものを見せて、肉料理、ベジタリアン、ヴィーガン料理から選び、さらにはデザートも二種類から選びました。ワインも選べるそうです(私は薬の関係があるためダメ)。
そうこうするうちに、別の看護師が来て、また問診やら血圧測定。
着替えを渡され、13時30分に麻酔・手術室に移動。
執刀医でもあり、主治医(クリニックの先生)が来て、「体調は大丈夫?また後ほどね」
麻酔医「はい、もうすぐ眠くなりますよー」
・・・
看護師「目が覚めましたか? もう手術は終わりました。今からしばしICUに移動して様子見です」
「日本人?今週3人目だわー」
「痛みは10のうち、どれくらい?」「7くらいです」
その後、執刀医も来て、レントゲン写真と共に、50分の手術が終わったことを教えてくれました。「月曜日にクリニックでね。週末はこのシーネギプスで。今日1日はベッドから移動はダメだよ」とのことでした。
ICUで1時間くらい?経ってから、病室へ。
先程のマダムが「おかえりー。大丈夫?」と言ってくれ、気が紛れました。
そしてお腹が空いていました。
夕食はベジタリアンを選び、餃子と春雨、スープ。ペロリ完食。
痛みはありましたが、何回か痛み止めをもらい、よく眠れました。隣のマダムのいびきで目が覚めたくらいです。
翌朝には退院を許されました。(早っ!もうちょいいてもいいのに…)
ただ、アパートが2階(日本式では3階)で、最初松葉杖で階段を登るのが怖かったです。送迎してくれた同僚たちが見届けてくれました。
家は松葉杖では大変。ましてや一人暮らしは。
ということでIKEAのキャスター付きの椅子を組み立てサービス付きで注文しました。火曜日には来てくれそう。もう金額とかの問題ではないですね、松葉杖だと、健康な左足や肩、腕までキツくなってきているのがわかったので、さっさと注文しました。
スイスの病院サービスは素晴らしかった。それがわかったのはよかったです!(なんのこっちゃ)