【傾向分析】G2アメリカJCC(25/1/26)
こんばんは。皆さんお疲れ様でございます。
今週は中山2200mで開催されるG2アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)をターゲットにしようと思います。古馬4歳以上の別定戦です。年始から続いたハンデ重賞とは異なり、やや荒れ傾向は低めですが、カチカチのレースでもありません。適正が高い強い馬・穴馬問わず、しっかり分析していきましょう。
過去レース分析
今週は週末までずっと晴れ予報の為、良馬場を前提として分析します。
良馬場で実施された、2023年・2022年・2019年・2018年を分析しました。
ラップ分析
・勝ち時計は2分12秒後半~2分13秒前半。
※今年の時計の深堀りは、後半の「時計分析」にて。
・残り4Fもしくは残り5FからペースUPしてのロングスパート戦となる。
ラスト1Fの時計は12秒が多く、タフさが必要。
・4年ともレースはスローペース。
(豆知識)
中山2200mは前半に上り多く、後半に下り多い。よって、コース形態から スローペースとなりやすい。最後の最後で名物2.5mの急坂が待っており、タフなコース。
ラップ分析からの読み取れる傾向は下記です。
傾向①ロングスパート戦に耐えうる長く脚を使える馬。
通り道分析
まずは、良馬場開催の4年のレースの様子を流し見をしてください。
(補足)
赤=1着 黄=2着 ピンク=3着 黒(グレー)=45着
紫=5番人気以内で5着以下に凡走
2023年
1着 先行イン(1角・3角・4角)→内目(直線)
2着 後方(1角・3角・4角)→外目(直線)
3着 後方(1角・3角)→先行(4角)※外まくり→外目(直線)
⇒人気馬は中団で互いをけん制していたが、3着馬が3角過ぎから早目に仕掛けてきて、リズムを乱され直線で脚をなくし後方差し馬に展開が向いた。
3角からスムーズに加速して直線外目に繋げられる馬の好走が目立った。
2022年
1着 後方(1角・3角)→中団後方(4角)※外押し上げ→外目(直線)
2着 後方(1角・3角)→中団(4角)※外押し上げ→外目(直線)
3着 先行(1角)→中団(3角・4角)→内目(直線)
⇒3角手前の残り5FからペースUP。1人気(6着)が4角早目に仕掛けて先頭に立ったがラスト伸びきれず。後方差し馬に展開が向いた。
3角からスムーズに加速して直線外目に繋げられる馬の好走が目立った。
2019年
1着 中団(1角・3角)→先行(4角)→外目(直線)
2着 後方(1角・3角)→中団後方(4角)→外目(直線)
3着 先行(1角)→中団(3角・4角)→内目(直線)
⇒1000m通過は4年の中で一番遅いスロー。加速開始したのも残り3Fからであり、前に展開が向いた。それにより、勝ち馬は7人気の人気薄の先行馬が穴をあけた。それでも2着3着は後方からスムーズに加速した馬だった。
2018年
1着 逃げ(1角・3角・4角)→内目(直線)
2着 先行(1角・3角・4角)→内目(直線)
3着 後方(1角・3角)→中団(4角)→中目(直線)
⇒1000m通過は他の年と比較しても平均的な入り。1000m過ぎの地点で2番手の勝ち馬が逃げ馬にプレッシャーをかけて逃げ馬がロングスパートをした(してしまった?)。3角では後続との差が開いており、2着馬が後方から進出してきた。前の2頭はしぶとく脚を使い、ラスト3Fは11.8-12.1-12.1と上りがかかるタフ戦となった。後方待機でスムーズに加速した4着・5着は中穴馬で、基本的に後方に展開むいたといえる。
通り道分析からの読み取れる傾向は下記です。
・3角~4角にかけて外をスムーズに加速した馬が好走している。
傾向②コーナー適性が高い馬。
・開催最終日で馬場はやや荒れてボコボコしている。
※今年は総開催日数が例年より多く、変化に注意が必要。
傾向③荒れ始め位の馬場への適正がある馬。
まとめ
過去レース分析から下記の傾向が読み取れました。
傾向①ロングスパート戦に耐えうる長く脚を使える馬。
傾向②コーナー適性が高い馬。
傾向③荒れ始め位の馬場への適正がある馬。
今年の時計面の分析をしました。下記の通り、2025年のAJCC前週の菜の花賞・京成杯共に過去最速の勝ち時計となっています。ペース差を考慮しても時計が例年よりも速い馬場でありそうですし、例年よりメンバーも実力馬が揃った印象があります。よって、今年のAJCCは近年で最も速かった2022年の2;12.7をさらに上回ってくる可能性が高いことも視野に入れ、出走馬の適正を評価していきます。
それでは皆さん今週も週末を楽しみにして、元気に過ごしていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。