#35 お湯しか出ねぇ!

酷暑、酷暑の日々である。
今日とて例外ではない。

土曜・日曜と実家の引越しを手伝い、今日は両親・弟と共に墓参りと中野ブロードウェイへの断捨離巡業へ同行した。

基本クルマ移動とはいえ、墓参りは当然屋外だし、一部外の移動もあって強い日差しと熱を感じた日であった。

先程、家族との夕飯を終えて帰ってきたところだが、手を洗ってビックリだ。

水が出る蛇口を捻ってるのに、いつまで経ってもお湯しか出ない。

普段、仕事では家にいることが多いので、外がどんなに暑くてもちょくちょく蛇口から水を出すことが多い。ベランダの植物に水やりをするときや、トイレから出たとき、朝食・昼食後の皿洗いなど、一日中いればなんだかんだ蛇口を使いまくる。

しかし今日みたいに終日外出していると、帰ったときはずっとお湯だ。蛇口を動かしていない分、すっかり水道の水が酷暑の熱に温められてしまっているのだろう。

水道は地中に埋まっているイメージだが、何故こんなにも温められてしまうのだろう。
というか、地中に埋まっていてもこんなに暑くなってしまうなら、地中の虫や小動物達はどうなってしまうのだろうか。

地中で蒸し焼きにされてしまう、ミミズやカブトムシ、モグラやオケラたちに、生き抜く術はあるのだろうか。

いつまで経ってもお湯しか出ない水に手を晒しながら、そんなことを考えてしまう夜である。

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