#32 夏休み突入
【告知】
今日はまず告知から。
昨日、私が企画・MCを務めるpodcastの新作をアップしました!
10年の付き合いになる、アデイの店長・こうきさんが手がけたコミックエッセイ『ビリガマ〜高卒に厳しくなってきたゲイ社会を逞しく生きる店子の日常〜』にちなんで「あなたは何ビリガマ?」をテーマにトークしています。
コンプレックスをパワーに変える、こうきさんの素敵な人柄が伝わる内容になっています。
是非、お聞きください!
〈podcastはコチラから!〉
気がつけばこの日記も更新を始めてから早1カ月になる。まったくあっという間だ。
くだらないことばかり書いているけど、引き続きふんにゃり楽しんでもらえると嬉しいです。
さて、かくも暑い日々が続いているが、私は毎朝の散歩は余程のことがない限り欠かさないようにしている。
その際の格好は紫外線カットの長袖パーカーにキャップ、店内ではマスクにメガネという様相なので、完全に不審者ファッションだ。
昔、この格好で公園の運動場を通りがかったら、男児に「悪者だー!」と叫ばれたこともあるくらいだ。
分かってるじゃないか、坊や。
さて、今日の散歩は風呂用洗剤を切らしたのと、念の為の備えとして家に無かった防災用ヘルメットと備蓄食料品を買いに、少し遠いメガドンキ神殿まで向かった。
散歩の際、私は小さなボディバッグを携帯しており、そこには財布と鍵のほかエコバッグが2つ入っている。1つはレギュラー使いの布製の物で、もう1つはレギュラーでは足りない時のためのポリエステル製の物だ。
さて、そこそこ暑さの和らぎを感じる道を歩いてメガドンキに到着し、目当ての物を買って会計を終えた際、レギュラー用のエコバッグが無くなっていることに気が付いた。
「え?!」
と荷物を詰める作業台で思わず叫ぶ。
しかし、何度見てもエコバッグは無い。
あのエコバッグは、親戚のフィンランド土産にくれたマリメッコのもので、白地に青い花の模様が描かれたシンプルなデザインだった。
マリメッコなのもあって品質もよく、丈夫な上にモノもよく入るのでとても重宝していた。
とりあえず、サブのエコバッグに荷物を詰めると、先程徘徊したメガドンキ神殿の道のりを改めて辿りながら、レギュラーのエコバッグが落ちていないか探して回った。
メガドンキ特有の派手なポップから目を背け、下をキョロキョロ見ながら、早足で歩き回る不審者ファッションの性別不詳はだいぶ怪しかったかもしれない。
結局、店内にエコバッグは落ちていなかった。
しかし、今日は朝から打ち合わせがある。早く帰らなければいけなかったので、もっとメガドンキ店内を探したい気持ちをこらえて、私は引き続き下を見ながら家路につくことにした。
家に着くと玄関に見慣れない荷物がある。
エコバッグには関係ないが、友人が頼んだ商品が古い住所に届いてしまうため、その住所と同じ市内にある私の家に転送してきたものだ。
予想より大きな荷物を抱えてドアを開ける。
レギュラーのエコバッグが玄関に落ちてる。
「やはりか!」
と安堵すると同時に、さっきまでの焦燥感の糸が切れたことで脱力してしまう。
いけない、いけない。友人の荷物が落ちる。
さて、今し方その友人が荷物を引き取りにウチに遊びにきた。今日の夕飯回転寿司。明日からの長期休暇を祝う宴だ。
先程、友人は玄関のドアに掛かっていたお隣さんのくれた梨も届けてくれたので、食後には梨を剥こうと思う。
何だか、楽しい夏になりそうだ。