#240 超重量サンドBOX
昨晩、ロピアに買い物へ行くと、惣菜コーナーでとあるものが目に留まった。その名も「とんかつ玉子サンド」。
以前の日記でも語ったように、私はカツサンドが大好きだ。とんかつなら少しうるさい私は、それを少し手に取ってみた。
重い……っ!
一緒、手に持ったものが本当にサンドイッチの箱かどうか疑ったが、確かにサンドイッチだ。これまで、こうしたサンドイッチがいくつか入った箱は人生の中で何度も手にしたことがあったはずだが、それでも驚くほどの重さだ。
久しぶりに、こういうヤンチャで贅沢なランチも良かろう。運のいいことに、30%引きのおつとめ品ステッカーも燦然と輝いている。私はそれをレジに持って行った。
翌日。
改めてその箱を見る。

厚焼き玉子のサンドと、カツサンド。その2種類だけの潔い布陣。にも関わらず、相変わらず手にのしかかる重量は重い。
気になって思わずスケールを取り出して、重さを測ってみる。

はー、511gね……511g……

511g?!
サンドイッチがたった4つ入ったBOXで?!
2つ買ったら1kg超えるぞ!?
何がどうなったらこんな重さになるというのか。末恐ろしさすら感じながら、開封して食べてみる。
まず玉子サンドから。
これを1切れ持って、なるほど重さの主な原因はコイツかと思い知る。挟まっている玉子焼きは分厚く、おそらくもう1個のサンドイッチと合わせて1本分とかになりそうだ。バカなのか?
よく見ると、パンにはマヨネーズとマスタードが塗られており、こだわりを感じる。玉子焼きは既製品のようだが、目がみっちり詰まっていてプリプリしているのが見て分かる。ただ、ぽっちゃり系が4人ギチギチに詰まった箱のせいで、パンはすっかり薄く潰れており、もはや食べられる包装紙だ。
一口。
優しい甘さが特徴的な玉子は、マスタードマヨとの相性がよく、程よく出汁の含まれたジューシー感もあり、食べ応え抜群!というよりは、比較的上品な味わい。確かなパワーこそ感じるものの、もたれそうな感じはないのであっという間に食べ切れてしまう。
続いてとんかつサンド。
手に持って思うこと。
「コイツも重いんかい!」
挟まったカツは比較的常識的な厚さだと思っていたが、これもかなりギッチリした印象。こちらはソースをしっかりつけた味付けらしく、同じく薄っぺらくなったパンにマヨネーズやマスタードは見受けられない。付属のカラシをつけて頂く。
美味いんかーい。
時間がかなり経っても衣はサクッとした感じが残っており、ソースとの相性も良い。トンカツの肉もしっかりと分厚く食べ応えがあり、カツサンドを食べた!という満足感が高い。たっぷりつけたカラシもいいアクセントで、これもペロリ。気がつけば、511gのサンドイッチは私の腹中に収まってしまった。
恐ろしいものを見つけてしまったなぁ……