#123 猫は賢い

猫は賢い。
ここ最近冷え込んできたのに比例して、つくづく猫の賢さを実感している。

私の家は2面彩光の作りになっているので、日中天気のいい日は年中暖かくなるようになっている。窓さえ閉めてしまえば、今日のように寒い日でも朝方〜昼間は比較的過ごしやすい。

そういう時に、どこにいれば一番快適に過ごせるか知っているのは猫だ。

カーテンを閉め切って私が寝ている間、猫は私の足の間で丸くなっている。日の光が入らない分、まだ部屋全体が暖かいわけではないので人の体温を感じられる暖かい布団の上が最適解というわけだ。

私が起きた後もしばらくその予熱で温まるか、私がいなくなったのをいいことに掛け布団の中に入り込んでベッドのど真ん中を陣取ることもある。

しかし日が高くなってくると布団には太陽光がよく当たるので、そうすると布団を出てその上で丸くなったり、お腹を出して温めたりしている。同じように昼間はソファにも日がよく当たるので、そこでのんびりする姿もよく見る。

こうして太陽光の恩恵を全身に浴びて、少し暑くなったら陰になっているテーブルの下で伸びたりしている。さながらサウナ上がりに水風呂で整うようだ。

昼休憩になると私に構え構えとアピールし、私が少し仮眠休憩を取ろうとするとまた添い寝してくる。今日は日差しがあったので添い寝は暑すぎると判断したのか、そういうときはキャットタワーの上で寝ていることが多い。
暖かい空気が上空で滞留してちょうどいい温度になるのが分かっているのかもしれない。

日が影ってくると再び布団の中へ。
ベッドの中でぬくぬくと過ごし、たまに休憩しにきたカイヌシにちょっかいを出されながらも、寝て過ごしている。

私が仕事を終えて、夕飯の支度をしているとちょくちょく邪魔をしているが、しばらくすると落ち着いてすぐ近くでのんびりしている。
その後は放っておかれた分を遊べ遊べとせがんだりするが、風呂から上がる頃にはもう寝る体制を整えている。

私がベッドに入れば、ゴハンなどを済ませてまた一緒に寝てくる。

1日の快適な過ごし方を熟知している猫は、どこでこういうことを学ぶのだろう。誰に教えられたわけでも無いだろうに。

こういう猫の賢さを知るごとに、魔女がお供に選ぶのもよく分かる。私もそんな魔女になれたらいいのにな。

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