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「Avengers」な生き方

皆さんは、「Avengers」をご存知だろうか。
原作がアメリカコミックで、MCUが創り出す映画である。

宇宙の様々な敵と、アイアンマンやキャプテン・アメリカなどのスーパーパワーを持つヒーロー達(Avengers)が戦う物語である。

ド派手なグラフィックや演出、いろんなヒーローのヒューマンドラマやかっこいい戦闘シーンなど、見所は随所にある。
特にアイアンマンの変身シーンは、男心をくすぐる。
ぜひ一度みてみてほしい。

さて、この映画のタイトルである「Avengers」を分解すると、

動詞「Avenge」(復讐する、制裁を下す)

接尾辞「er」(〜する人)

直訳すると、「復讐する人達」

「Avenge」は「(正義のもとに)制裁を下す」と言う意味もあるので、
おそらく、「(地球に侵略してきた悪い奴らに正義の)制裁を下す人達」という意味であろう。

自分の性格上、映画を観終わってから、「現実世界ではどうだろうか?当てはめれるのか?」考えてしまう。
社会風刺の映画でもなければ、非現実的な設定や世界観なので、初めて観た時は純粋にエンターテイメントとして楽しんだ。
そして先日、3回目(?)を観終わった後にもう一度考えてみた。

映画の中では、「宇宙からの敵」に「Avenge」するが、現実では「宇宙からの敵」なんていない。(2021年3月1日時点では)
では、私達が「Avenge」すべき「宇宙からの敵」とは?

一晩考えて出た答えは、「過去の自分」だ。

どんな人でも、「あの時の自分、嫌なやつだったなぁ」とか、「なんであの時あんなことを言ってしまったんだろう」とか、「なんであんなことをしてしまったんだろう」などと考える時があると思う。
過去の自分を悔やんだり、嫌になったり、そのせいで自信を持てなかったり、踏み出せなかったりするかもしれない。
自分もそうだ。
いろんなことから逃げてしまう自分、素直になれない自分、カッコつけてしまう自分、そのことを振り返ってはクヨクヨしてしまう自分。
過去の自分はそんなに好きではない。
そんな「過去の自分」に、どうやって「Avenge」するか。
それは、「これからの行動」だと思う。

「過去の自分」にどうやってこれから「Avenge」してやろうか。

そんなことを思いながら、これから起こす行動について考える。
自分がしなければいけないこと、自分にできること、なによりも、自分がやりたいこと。
それが自分のため、他人のためであればなんでもいい。

時には映画の中のように、ボコボコに攻撃され、進むことが難しくなることもあるだろう。
特にやりたいことなんてすぐに見つかるものでは無いし、見つかったとしても中々すぐに達成するのは難しい。

それでも、少しづつでも、前に進む。
何もスグに大きな一歩を踏み出す必要は無い。
「過去の自分」よりも、ほんのちょっとだけ、今日の自分の方がカッコイイ。
その程度でいいのだ。

そして、そんなふうに少しでも前を向ける人が増えれば、どんどん世界は素敵になっていくと思う。
前を向けない人には、手を差し伸べる。
助け合って、みんなが各々の「宇宙からの敵(過去の自分)」に「Avenge(これからの行動)」をしていく。

今日から君も、Avengersだ。

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