恋愛はもうこりごりだけど、でも、

中学生の時、本当に好きな人が出来て、3年間ずっと目で追っていた。
彼は、正直容姿がイケメンだ、とは言えなかったけど笑、でも、すっごく中身がイケメンだった。
基本的に物静かで、ほんの少しだけ同級生より後ろにいたようにわたしには見えていた。でも、中学生男子らしく、ワイワイしている時ももちろんあって、たくさん友達がいた。中学生男子にしては紳士的で、困っていると静かに手を差し伸べてくれる、優しさをもっていた。何があっても冷静だった。そして勉強ができたので、教わった記憶がある。なんだよ、良い奴すぎるじゃんか。わたしにはそういう風に見えていた。

結局わたしは奥手でチキンだったので、告白も何もせずにそのまま卒業した。ただ、毎日彼を見つけて素敵だな、と想うだけだった。というか全然それでよかった。告白してもどうせ振られるのは分かっているし、それで気まずくて喋れなくなる方が嫌だった。だから、遠くから楽しそうに過ごす彼を見ているだけでよかった。

高校では、他校との合同演奏会で出会った同じパートの男の子に一目惚れしてしまった。優しさの塊のような人だった。穏やかで、知的で、楽器も上手かった。でも、彼と会えたのはたったの3回。案の定、奥手チキンのわたしは何もしなかった。する意味を感じられなかった。たった数ヶ月の短い恋だった。

大学(なう)でも、合同演奏会の同じパートの男の子。同じパターンかよ、でも、今回ばかりは違った。わたしは、自分が恋愛していることに異常な嫌悪感をもった。気持ち悪かった、自分が相手に盲目的になって、感情をコントロールできないくなることが、とても嫌だったのだ。だから認めたくなかった、恋愛なんかするものか、しかし、今思えば好きだったんだろうな。でも、全然会えないし、相手にも事情があったしで、恋愛をやめてしまった。スカッとした、こんな苦しい感情はいらない。もう、いらない。

わたしって、変だからきっと恋愛はできても実を結ぶことは無いと思うの。ほんとに、変だから。わたしを想ってくれる人なんて多分現れない。もうこりごり、恋愛って大変、全部信じなきゃいけないのだもの。めんどうね、もう、いい。わたしはわたしをあきらめた。前向きじゃない、怠惰なのかもしれないけど、もうこりごり。ばいばいれんあい(^_^)/~~

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