
ぺルラの日記#4 ロンドン流 男女のコミュニケーションに困惑する
少し時間が空いてしまいましたが、前回までのお話は#3で。
6月8日 月曜日
スーツケース片手にロンドンに来た身ですから仕事も無い。
月曜日だけどやる事もなければ、トルコからの返信も無い
朝早くから起き上がるモチベーションも無くベッドの上でごろごろしていた。また少し時差ボケがあるのかもしれない。
昨日のクラブのセキュリティー君とのドリンクも楽しかったけれど、何を話したかも覚えていない。
出かけている最中もずっと携帯をチェックしていた。
彼の事が好きなのか?
いや。。。好きだけど、好きじゃない。気持ちはあるけど好きになってはいけないと分かっているし、彼氏にはならない。
しかもクラブで出会ったトルコ人で働いている会社は知っていても素性も分からないし、とにかく誠実な匂いはしない。
なのに、なんでこんな人が気になるのかしら。。。
(私は何にも悪い事していない!冗談じゃない!自分から誘っておいて無視するなんで失礼にもほどがあるわ!!)
(どうしちゃったんだろう。。私が何か気に障る事言ったかしら?それとももう気が変わって会うつもりも無いのかしら?また自分から最後一回連絡してみようかな?)
友達に相談するも結局は結論は出ない、答えは彼のみぞ知る。
このまま放っておいて連絡が来ても軽くあしらってこんな男性を相手にしないのが幸せ体質な女性だろうけど、どうしてもそれが出来ない不幸体質。うやむやにされるくらいなら、黒でもいいから結論つけたいってせっつくのが私。
私だけでは無いかしら?女性は特に恋愛においてあやふやにするのが苦手だと思う。。。
ダメならダメでいいから、だから今すぐ教えて。ダメなんでしょ?
ぺルラ『Hey sweetie, how are you doing? Missing you!x』
可愛いけど重くならな簡潔な文章をこのたわいもない一文を考える事30分。。
今思えば本当に無駄な時間
トルコ『Me too baby, I had a very busy day at work, tired as hell..what are you up to?』
そう、こんなもん。男性は仕事が忙しいと他に考えられない、そして仕事が忙しいと言えばいいと思っている。全く悪びれない普通な様子にまたムカついた。
ぺルラ『Are you all right? Don't work too much..By the way, did you go to the dinner with your client and his wife on Saturday? I did not hear from you since and I was wondering if you guys went..』
トルコ『Yes I did, but it was fine. They asked about you but I made up something. We went to the sushi restaurant called Coccon, it was very nice. I will catch you after work』
(はい?まず60億円のおっさんは私とお寿司に行きたいと言ってましたが、勝手に言い訳作り上げて3人でお寿司行ったわけ?私には連絡せず?もう意味が分からない。。。おっさんだって私とお寿司屋に行くのを楽しみにしていたはず!百歩譲ってトルコが私に来てほしく無かったとしてメッセージを無視してお寿司屋に呼ばなかったのだとしたら、逆に今なぜ正直に言う?)
ぺルラ『Why..? Did you not want me to come to the dinner? Its because it was a business dinner? I really wanted to join you though...anyway do not stay late. x』
もうお手上げ。男性の心理が全く分からない。私がくそ真面目で律儀な日本人だから理解できないのか?世界のコミュニケーションのスタンダードがこれなのか?
ロンドンでいきなりの洗礼を受けた。
そして案の定夕方になっても返信は無い。。外に走りに行っても携帯が気になってしょうがない。。。
公園に座って携帯をにらめっこしていると、そこに別の人から一件のメールが届いた
『Hey there, how are you? What are you doing? Its only Monday and I am tired, so I am going to watch movie at home tonight, would you like to join me? I have got a good bottle of red wine:) 』