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シンエヴァ予習用参考文献(微ネタバレ)

シン・エヴァンゲリオン劇場版を観るにあたって、知っておくとより楽しめるであろう参考文献をネタバレ度ごとに紹介していきます。

 例えば新訳聖書は参考文献として重要度が高いですが、新訳聖書が参考文献になるという情報は今更なんのネタバレにもなり得ないのでネタバレ度は低いものとします。

 一方で参考文献として作品名を出すだけで察しの良い方なら何が起こるか予想出来てしまうもの、とりわけソレを知ってしまうだけで初見の驚きが奪われてしまうものをネタバレ度が高いものとしています。

 ネタバレ度が低い順から紹介していきますので、「これ以上は知りたくない」というところでブラウザバックしてください。それでは行ってみましょう。

ネタバレ度レベル1(当然すぎて何のネタバレにもならない)
・新訳聖書
 エヴァではもはや当然のことですが、新訳聖書などの内容を予備知識として観客が知っていることを前提としているところがあります。シンエヴァでは他作よりだいぶ親切ですが、それでも一部「基礎教養」が求められる場面があります。とくに終盤では神話のキーワードになぞらえたセリフでとある事実が明かされるのですが、基礎知識がなければ意味不明となるでしょう。





 次はネタバレ度レベル2(内容の予想に繋がらない・初見の驚きを奪うものではない)です。仮にこれで内容の予想が出来たとしてもすぐに予想外の領域に突入するのでほぼ無害と言ってよいでしょう。











ネタバレ度レベル2(予想に繋がらない・初見の驚きを奪うものではない)
・9次元からきた男

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 日本科学未来館などで上映されているプラネタリウム用映画です。理論物理学の概念を擬人化・戯画化したような内容で、コズミックフロントとかの理系番組と似たようなものですね。この作品の内容がシンエヴァで引用されているというわけではなく、後半のとある展開を唐突に感じてついていけなくなる人もいるだろうと予想されるため「こういう科学理論もあるんだ」ということ知って置いて後半の展開を受け入れ易くする予防接種としてご紹介しました。





 次はネタバレ度レベル3(作品の根幹に関わるものではないが、初見の驚きを奪いかねない)です。察しの良い方はタイトルだけで意味がわかってしまうのでネタバレ注意!










ネタバレ度レベル3(根幹には関わらないが、初見の驚きを奪いかねない)
・トゥルーマンショー

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 1998年の映画です。この映画のクライマックスのとあるシーンを彷彿させる場面があり、おそらくこの映画から着想したのではないかと思います。
 めちゃくちゃ名作でエヴァ関係なくオススメしたいくらいですが、もしあなたが幸運にもこの映画をご存知でないのならエヴァを見てからこれをみましょう。くれぐれもWikipediaで検索して真実を知ってしまう前に!





 最後はネタバレ度レベル4(作品の根幹に関わる)です。参考文献として紹介することはすなわちシンエヴァの大筋についての予想を容易にすることを意味します。しかし一方で知っておいた方がシンエヴァを楽しむ上で絶対に役立つ情報でもあるのです。初見の驚きを楽しみたいという方はブラウザバックを。多少驚きはそがれてもシンエヴァを理解したい、展開に置いていかれたくないという方は続きをどうぞ。










ネタバレ度レベル4(作品の根幹に関わる)
・貞本義行「新世紀エヴァンゲリオン」(漫画)

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 TVシリーズと旧劇場版を基にしつつ本作オリジナルのエンディングでエヴァの物語を締めくくるコミカライズ作品です。シンエヴァでは本作の最終巻に収録されている特別編「夏色のエデン」が重要になるほか、本作独自のエンディングも関連してきます。
 本作はキャラクターの解釈が映像作品と多少異なるとはいえエヴァの物語の根幹をより分かり易く描いており、エヴァについて手っ取り早く理解したい層にはオススメです。さらにエンディング以外のコミカライズ独自の展開は知っていてもネタバレにならず、むしろ「漫画ではこうだったけどシンエヴァではこうなるのか!」という驚きを提供してくれることでしょう。
 1巻から13巻までは普通に読んで、最終巻である14巻は本編を読まずに特別編だけを読み、シンエヴァを観てから読み直すというのが良いかもしれません。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
全てはゼーレのシナリオ通りに。

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