手術看護LABOがオススメする、手術室看護師が読むべき教科書4冊
最近は学びの方法が多様化してきていて、教科書ではなく雑誌、さらにネットやYouTubeなど、時間かけずに手軽に学びが得られるツールを選択する看護師が増えてきています。
とは言え、情報収集ツールが多様化してきた今日においても、未だに教科書というのは情報の集約性、質の高さにおいて、他のツールに勝るものはありません。
手軽なツールが増えてはいますが、信頼できる教科書を1冊は持っておくべきでしょう。
今回の記事では、手術看護LABOスタッフがオススメする、手術室看護師が読んでおくべき教科書を紹介します。
どんな教科書を選んだらいいか分からない、認定看護師や周術期管理チーム看護師などの資格取得を目指したい方の参考になると思います。
周術期管理チームテキスト第3版
「教科書選びに迷ったらこれを買ってください」と言えるほど、手術室看護師にとってスタンダードな教科書です。
周術期管理チームテキスト第3版の作成には、日本手術看護学会や日本麻酔科学会など、周術期に関連する重要な学会が参加しています。
周術期管理チーム看護師資格の取得を始め、認定看護師取得のためにも非常に有用な教科書です。
手術看護 第2版〜術前術後をつなぐ術中看護〜
東京女子医科大学出身の手術看護認定看護師が中心となって書いた教科書です。
麻酔やモニタリング、術前・術後訪問、術中の体位固定、看護計画など、周術期における手術室看護師に必要な視点を学ぶことができます。
標準麻酔科学
麻酔に焦点を絞って学ぶなら、この標準麻酔科学第7版がオススメです。
麻酔の基礎を詰め込んだ専門書でありながら、簡潔にまとめられていて看護師でも十分に理解できる内容となっています。
MGH麻酔の手引き
MGH麻酔の手引きは、麻酔科医ならば誰もが持っている専門書。
MGHというとはマサチューセッツ総合病院のことで、世界初のエーテル麻酔による手術が行われたことから、MGHの臨床経験を詰め込んだ1冊となっています。
内容としては若干難しく、海外の教科書を日本の麻酔科医が翻訳したものであることから、日本では未承認の薬剤なども掲載されています。
麻酔に興味があり、深く勉強したい方にオススメの教科書です。
まとめ
今回は手術室看護師にオススメの、4冊の教科書を紹介しました。
勉強したいけど何を買えばいいか分からないと言う方の参考になればと思います。