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【第3回】手術看護LABO オンライン勉強会 活動報告
2020年9月18日22:00より、手術看護LABOで第3回目となるオンライン勉強会が開催されました。
今回は「周術期管理チーム看護師認定試験」を意識したもので、
●麻酔薬と脳血流の関係
●Frank-Starlingの法則
をテーマに勉強会が行われました。
麻酔薬と脳血流の関係
麻酔薬は様々な臓器に影響を与えますが、脳もその中の一つ。
脳という臓器に対する麻酔薬の影響で考えなければならないのは、脳血流量、脳還流圧、頭蓋内圧、脳血管抵抗です。
静脈麻酔薬と吸入麻酔薬が、それぞれの因子にどのような影響を及ぼすのかについて、メンバー同士のディスカッションが行われました。
Frank-Starlingの法則
Frank-Starlingの法則は、術中の循環管理を考える上で必要不可欠な知識。
前負荷と一回拍出量とは何なのか、から始まり、両者の関係性について講義が行われました。
また、最近ではフロートラックセンサーを用いる機会も増え、メンバーの中からは呼吸性変動やSVV、そしてSVRIやSvO2といった指標に関する質問も飛び交いました。
おまけ
勉強会終盤では、メンバーから低酸素性肺血管収縮(HPV)に関する質問も飛び出しました。
HPVは重要な生理的防御機構であり、特に呼吸器外科手術で重要となりますが、
肺血管抵抗の上昇による循環器系に対する影響に関しても情報共有されました。
さいごに
手術看護LABOでは、ほぼ毎週オンライン勉強会を行なっています。
興味のある方は、以下のリンクより詳細をご覧ください。