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PERIKO
2020年8月13日 00:50
9月も半ばを過ぎ、港には秋晴れのカラッとした風が吹き注ぎ、夏場はジトジトと吹きだまった埠頭の水際は、ふんわりと良い潮風の香りすらした。港近くに連なる、高く昇った陽を受けた古い70年代のビル群は、秋晴れの青空の乾いた白く舗装された道路に濃く長い影を落とし、その黒い影と白い海岸通のコントラストはまるでピアノの鍵盤の様に綺麗に配列されていた。その70年代のビルヂングズは主に室内干しかほんの小さな物