俺のピカチュウが火を噴くぜ(タイプ不一致)

てめぇのその薄汚ねぇ手をどけな、俺のピカチュウが火を噴くぜ(タイプ不一致)。

俺たちはここでボンゴを叩いて踊ることになっている、日没は明日までお預けだ、あの忌々しい性病もちどもが来るぞ、準備を再開しろ。


「お見受けしたところ、あなたは菜食主義者ですね、いや、くだらない戦争をしに来たわけじゃない、質問があるってうちの患者がうるさくて」


頭取はいつもタバコをふかしながらいやらしい笑みを浮かべている。



こっちだってエクソシストとの勝負じゃあなかなかの戦績を残した奴らがうようよいるんだ。戦争になったって負けやしない。


ジャック・リーが地を這う虫と話す声が聞こえる。法廷で罪を少しでも軽くしようと思ってもない反省の意をペラペラ話す被告人みたいに、原罪について熱弁している。
肉の焦げた匂いを体中から発し、髪は乱れ、巻紙を咥えているように見える。



「学校には通ったかい、ミルコ?」「ええ、なかなか名のある所だったわね。でも、どんな道を通っても結末は数種類、いや一種類しかないって、あなたは知っている?」


向かいからこちらを眺める何かがある。太っていて脂ぎった男のようなものだ。緑がかった水蒸気を不気味に漂わせながら、この一秒に全てを賭けるみたいに、酸素を取り込んでいる。目はうつろだ。
まるで身体には興味がなく、その真髄にしか意味はないとでも言いたげに、他人の中の虚空を見つめていた。

そのことを不審がるものも、訝しげに見るものも、怖がるものも、誰もいなかった。


肉は肉らしく、だ。 誰もがそう思っているに違いないと、信じたい狂信者どもは本国の習慣に嫌悪感を示す。

白ワインに食器用洗剤を垂らして赤土を少し入れる、グラスは各々の裁量に任せられるんだ。お前らの所とは違う。

隣人がアヘンをたんまり仕入れて帰ってくるまであと1時間程はあるだろう。今の内にクソ反集結派どもの薄汚れた野営用テントに、赤色を贈ってやることにしよう。みんな楽しみにしているし、最後は別れを惜しむ。

いずれまた会うことを分かっているから、土産物は用意しなかった。することもあるが、気分に任せている。後ろから勢いよく押して向こう側へと送ってやる。


気分が良ければ磔になっている果実に木の枝を刺したりね。
そりゃあもうお祭り騒ぎって、わけだ。


あの白痴どもは特別災害助成金を出すのさえ渋っている。全員の立場が平等であるかのような顔や対処に追われて困ったふりをするのが得意な連中だ。



誰の仮説も正解を出せているとは信じられない。
この理解を超えた(とかつてみなされていた)状況ですら誰もが慣れている。


意外にも破壊の役目はジャンキーに託されている(と信じている)
もちろん破壊の後は創造がなされると決まっている(そのつもりがなくとも)



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