AI時代の到来が怖い

情報系の学部である。卒論やらでプログラムを書かなければならないのだが、周りではどうもChatGPTやらClaudeやらのAIにコードを書かせるのが当たり前になっているらしい。
少し前、ChatGPTにコードを書かせたのだが、期待した成果には程遠いものが出てきたのが記憶に新鮮だった。
でもやはり人間なので楽に成果を出したいものである。つい最近、より精度の良いGPT-4oなるものがリリースされ、しかも無料でも使えるらしいので使ってみた。
すると一発で動くコードが出てきたではないか。私は歓喜し、全てGPTに指示し、課題に必要なものを作った。多少の修正は必要だったが、出来は上々だ。
ところが、後に追加する機能のために、GPTに書かせた件のコードを改修することになった。
GPTは日を跨いで前に生成したコードを覚えておいてくれる訳ではないので、こうなるとGPTに指示を出しても上手くいかない。(後々検証したがそんなことはなかった。有料プランに切り替えたから？真偽は不明)
流石に自力で修正するしかないかあ…と思い、コードを見返すとあらびっくり。
何も理解していないのである。
この変数はなんのために存在しているのか、この関数は何をしているのか、この値はどこから生まれてどこに行くのか。
この瞬間、恐怖を感じた。
今まで、技術系の記事や公式ドキュメントを一生懸命読み、ある程度どうやって動作するのかを理解してコードを書いていたのに、これからは必要なくなってしまう。
技術が更に進歩したら、指示を出せば簡単に、何も理解せずとも大体のものはできてしまうだろう。
できないものをどうにか頑張って調べてできるようにする、それこそがスキルだと。コードを書くための力だと思っていた。
これからはそんなこともなくなるだろうなあ…と思うと、自分の今までの取り組みが無駄だったような気さえしてくる。
俺は今まで何をしていたんだ…これからどうしよう…AIがなければこんな悩みもなかったのに。
そうだ…AIが悪いんだ…AIをぶっ潰さなければいけない。まずはAIをボコボコにすることから始めよう。

確かにそうかもな、と思ってしまった自分がいる。
危うく懐柔されそうになった。やはりAIは危険だ！怖い！

この箇条書きで返答するのも腹立つんだよなあ。

そんなこと言ったって…！

(´;ω;｀)
AIが怖いとかそんなこと言ってらんねえな…
頑張ります