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初めてamazarashiのライブに行った
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にわかの覚え書きです。
永遠市はまだ買えてません。
それがあってはこの先、きっと仕事が手につかなくなる
そう判断し、とりあえずライブ行きたくてチケット取りました。
『七号線ロストボーイズ』がブッ刺さったのでとにかくライブに行きたかった。
セトリネタバレ含みます。(順序は不正確。思い出した順。)
でも『永遠市』の曲はほぼ分からないので分かるやつだけ書きました。
ご注意を!
【2023.12.12追記】
12.11 国際フォーラムも勢いで行ったので本文追記しました。
ロストボーイズツアーのBDが、出だしむちゃくそ長い朗読だったので今回もあるもんだと思ってた。
色々ミスって5分前に席に着いたので、もっと前から流れていたのかもしれないが、普通に演奏から始まったので逆にびっくりした。普通に始まるんだ。
・下を向いて歩こう
2曲目で来るとは思わなかった。
MVは延々リピートしてるのですが、後奏の疾走具合から「ライブの最後にこのギターで盛り上げて終わるんだろうな」と勝手に予想してたら全然違った。
リリックビデオ?何て言うんですか?スクリーンに映される映像。
ずっと目線が、下を向いて歩いている時に見える風景でしたね。
それに気づいたのは終盤だったけど。
<終わってるんだよ 誰も彼も>
海際で始まった映像が、駅前の賑やかな足元に変わっていくのも良かった。
<星が落ちていたら拾うつもり>も何の変哲もない歩道が背景で、全然ロマンチックじゃないのが良かったです。凄く好きな歌詞なんだけど、無駄に演出されなくて良い。
・インヒューマンエンパシー
演出が怖すぎて震えた。(褒めてる)
てるてる坊主くんが第3の壁(?)をブチ破ろうとする演出、もうホラーですよね。
いや、まじで、スクリーンがパリーンってなって会場の上から巨大てるてる坊主くんが出現したら神だった。
(ミュージカルかな?)
そんな事はなかった。
スクリーンの映像演出がおしゃれだった。
今でこそリリックビデオというか、歌詞と映像を組み合わせて作成された動画は一般的だけど、amazarashiは単純に"言葉の力"が強いと再認識する。
【追記】
なんやかんや、映像の衝撃も相まってもう一度観たい(聴きたい)曲だった。
何度見ても良かったですねぇ。
12.11は正直秋田さんの声が調子悪そうでハラハラしたが、がなるような歌い方で逆にゾクゾクしました。鳥肌。
・ディザスター
曲としてかなり好き。
言葉も強めで、反骨精神という意味でのロック色が強くて好き。
<没後評価されて喜ぶ 作家なんているもんか>
まじでその通り
理解できすぎて「ヌハハッ」って笑っちゃった。周りに聞こえてないといいな。
・つじつま合わせに生まれた僕ら
聴けると思わなかった。
嬉しかった。
約10年前よく聴いていたうちの1曲です。
自分にとってのamazarashiはこういうイメージ。
今も昔も自身の存在価値を疑うような歌詞が軸となっているとは思うけど、昔は自身と大きな世界との対比、みたいな感じだった。上手く言えないんだけど。
やっぱり良い曲だな。
【追記】
❤が秋田さんの頭上に映し出される演出と、人人人と"人"という字が秋田さんを囲み、それらに順々に「×」がされていく演出が好き。
(これを、修正前は『インヒューマンエンパシー』だと勘違いしていた。『つじつま合わせに生まれた僕ら』の演出でした。)
1回目は「ああ、この曲、やっぱ好きだな」と懐かしい気持ちの方が大きかったが、2回目は純粋にメッセージに心打たれて泣いた。
・スワイプ
タイアップしてるからそりゃやりますよねぇ!
忘れてた。
『永遠市』タイアップ曲多いですよね。
5~6月は『スワイプ』のMVをずーーーっと見てましたね。
スクリーンに白煙が映される演出が見事。
スモークじゃなくて映像なんだろう。
スポットライトが豊川さんに当たり、白煙が流れていくのが幻想的。
凄く好きな曲なので聴けて良かった。
歌詞も調べてなかったので今回初知り。
カスってる産経ユーザーの➡<ガスってる山景、薄青>
おばあちゃんがカルト主催➡<おばあちゃんがかかる特殊詐欺>
都市銀行の軍事支配➡<都市近郊の軍事支配>
だと思ってました。
ひどいな。
『スワイプ』は歌詞も演奏も歌声もダークパワー満載で良いですよね。
こういうamazarashiが好き。
確か順番、『つじつま合わせに生まれた僕ら』の後だったと思うんだよなぁ。
「命の尊さを歌った後に命を軽く扱う歌う曲やるのか…最高だぜ」って思った記憶があります。いや自信無いな、妄想かも。
・無題
絵描きを主人公に据えた曲を作るのは世代なのか。
BUMP OF CHICKENの『K』やASIAN KUNG-FU GENERATIONの『絵画教室』を思い出した。
・君はまだ夏を知らない
『永遠市』のAmazonのレビューだけ見た。
『君はまだ夏を知らない』が好きという声がめちゃくちゃ多くて気になってました。
音を聴いて「これだ!」とはならなかったけど、歌詞がスクリーンに出るので分かりやすくて良かったです。
ああ~
なるほどね~
勝手に『夏を待っていました』の仲間だと思ってたけど、全然違ったね。
アウトロが夏の始まりっぽい。
【追記】
びっくりした。泣いた。
<永遠に続くような夜を見たのか 繰り返す波に途方に暮れたのか>
<君が見るもの全ての傍らに 悲しいと美しいが佇んで>
<星座の明かりに孤独を見たのか ヒグラシの死骸に命を見たのか>
<君が見るもの全ての傍らに 儚いと永遠が佇んで>
歌詞が美しい。
懐古ではなく、ただ、ひと夏の物語として。
どこかで歌詞と同じような夏を体験する、7歳の子供を想ったストーリー。
2回目で思い出したけど、『永遠市』のジャケットイラストがスクリーンに映されるのは、この曲だけだ。
レビューは間違っていないと思う。
『永遠市』の主人公は、『君はまだ夏を知らない』なんだろう。
・MC
「自由になりたくて逃げ続けました。わいにとっての自由は、何者かに"なれる事"ではなく、"なろうとし続ける"事です。」
納得。
夢や希望を歌うバンドが夢や希望を手に入れたらどうするんだろ、という疑問は昔からあった。
それに対する答えが意外にも今日得られた気がする。
追い続ける事自体を原動力にする。
ハッキリと言い切った格好良さ、清々しさ。
やはりこの人は信じるに値する。
➡次曲『自由に向かって逃げろ』
・ごめんねオデッセイ
好きですね。
インテリラップ(漢字がいっぱい出て来るラップに対し、自分が勝手に呼んでいる。)曲かと思いきや、サビがね、良いね・・・。
<行けども 行けども>の伸びやかな「も」コーラスが綺麗ですね。(伝わる?)
綺麗だなぁと感じ入っている所に差し込まれる<ごめんねオデッセイ>。
そんな…急にロマンチックなワード出さないでくださいよ…そういうの弱いんですよ…。
『アダプテッド』と構成が似ている気がする(音が似ているという意味ではない)。
インテリラップでまくし立てられてアドレナリンがいい感じに出て来た所で「きらめく星空はーーーあーあーあーー↷」はね、たまりませんよ。
それと同じたまらなさですね。
<ここは寒い>
<くださいください>
<木漏れ日を 木漏れ日を>
コーラスも合わせて、とても綺麗な曲でした。
※帰宅後調べ
「オデッセイ」は宇宙船の名前だとイメージしてたのですが、実在しませんでした。
「オデッセイ」という宇宙映画があるので、それに影響されたイメージだったんだと思います。
ちなみに本来の意味は古代ギリシャの冒険物語の主人公の名前みたいです。
それはそれで。ロマンチック。
https://customer.honda.co.jp/faq2/userqa.do?user=customer&faq=faq_auto&id=31765&parent=30187
【追記】
最後から2番目の曲でした。
絶対喉の調子悪そうな秋田さんが声を振り絞って歌うのが凄すぎて圧倒されました。
プロって凄いな・・・。
・超新星
『永遠市』の中ならこれが一番好きだと思う。
何といってもサビでスクリーンに映し出された白く輝く超新星の光が印象的。
(こんなに明るいのに秋田さんの顔はどー頑張っても見えない!凄い!)
<眩しく輝いて 消えても消えない夢>
<眼が眩む残像を 空の隅に残す>
眩しい、眼が眩むに合わせて客席を白いスポットライトが走っていく。
その眩しさに一瞬目が眩む時、観客は歌詞とリンクしている。
<見上げてくれ葬式で>
はい。
これです。
好きなamazarashi。
爽やかに鬱。
コーラスが凄く綺麗なんですよ。
我々はそれを聴きながらスクリーンの超新星を見上げるわけですよ。
そこにブチ込まれる<葬式で>。
たまらんな。
両脇の人が、同時に右手で顔を覆った。
もしかしたら泣いていたのかもしれない。
その人達がどんな気持ちで泣いてしまったのか知る由も無く、連れでもない2人に共通点があるとも思えないが、それでも同じ箇所で何かを感じ取って、何かに心を動かされたのだろう。
ライブってそういう場所だよなぁと思った。
同じ時間に同じ曲を聴いているだけの、他人の集合体。
外側は他人だけど、一瞬、中身、心のようなものが同位になる時があるんじゃないか。
べつに分かり合う必要は無いけれど、それは何というか…幸せな事なんじゃないかな。
【追記】
同じとこで泣いた。びっくりした。
こ、ここか・・・!
感動、とは違う涙だと思うんだけどな。何で泣いてしまったんだろ。
<駄目だったらもういいぜ>
<失ったらもういいぜ>
歌詞もグッと来たけど、やはり演奏なのかなぁ。
諦めに対する拒絶や悲観的な人への哀慕でもなく、ただ、気が付いたら目が震えていた。
・MC
「『七号線ロストボーイズ』は、単純に、最高傑作を作ってやろうと思って…作りました。『永遠市』はそんな格好つけずに作りました。」
「一生音楽をやっていく、その入口にやっと立てた気がします」
先輩、自分ロストボーイズまだ味わえます。自分まだやれます。最高傑作存じております。最高傑作なんですからロストボーイズの曲やってください。お願いします。
と念じながら聞いてました。
しかし最高傑作って言い方じゃなかったと思うんだよな。思い出せない。無念。
・月曜日
聴けると思わなかった。やったぁ。
ライブに行きたかったのは、『未来になれなかった全ての夜に』BDで『月曜日』の豊川さんのコーラスが格好良すぎて好きになったから。
やっぱり格好良かったですね!!
これだよこれ~~!これを聴きたかったんだよォ~~~!身震いしちゃった。
【追記】
個人的には国際フォーラムの方が、豊川さんのコーラスが全体的にキレッキレでたまりませんでした。
ほぼ中心で聴けたから?
・空に歌えば
これも豊川さんのコーラスが格好良くて好きです。
秋田さんも声を張り上げていた気がします。
負ける気がしたのでしょうか。
・アンチノミー
タイアップまだありましたねぇ!!
そりゃそうか…これはやるよ…。
<知性は持たないでください>の絞り上げるような歌い方がグッと来ました。
そして、ロボット(ニーア:オートマタの機械生命体)が操られていた糸から解放されて、第3の壁をブチ破ろうとする演出に鳥肌立ちました。
『インヒューマンエンパシー』でてるてる坊主くんが割らなかったのは、ラストの為か…!と。
でも割れませんでした(笑)
演出に対する妄想が過ぎてしまう。
終 わ り ま し た 。
おっ?
『七号線ロストボーイズ』から1曲も無しか?
いや、100歩譲ってそれは分かるよ『永遠市』のツアーだから。
待ってくれ、『カシオピア係留所』やらないの?
カ シ オ ピ ア 係 留 所 や ら な い の ? ? ?
逆に『カシオピア係留所』に5000円払うつもりで来てました。
(帰宅後調べたら、『永遠市』の曲も全部やったわけではなさそうですね?)
アンコールか?
アンコールでやるのか?
しかしアナウンスも無く会場は明るくなり、人々が退場していく。
amazarashiってこういう感じなのかぁ…。
初めて参加するライブのどうしたらいいか分からなさを久しぶりに味わい、郷に入っては郷に従えの精神でしばらく様子見。
有明ガーデンシアターだから?(?)
時間に厳しいとか?
その疑問を解消すべく、12/11の追加公演・国際フォーラムのチケットを取った。
今度こそ頼むぞ。
『カシオピア係留所』やってくれ。頼む。
あ、あとできれば『ロストボーイズ』も…
あと『アダプテッド』も…
『1.0』もお願いします…
様子見と言えば、初めて行くライブで席を立つ/立たない問題もありますよねぇ。
有明ガーデンシアターだとUNISON SQARE GARDENのライブに来た事がありますが、立って腕振ってましたねぇ。
逆に、People In The Boxはスタンディングでも観客は微動だにしない。
amazarashiは席に座ったまま微動だにしない。「鑑賞」というイメージ。
確かにな…鑑賞するもの多いしな…。
でも『下を向いて歩こう』と『スワイプ』は振らせて欲しかった。うずく右腕を押さえるのに必死だった。
あと驚いたのが、客層の広さ。
老若男女、カップル、ご夫婦、男性友人グループに女性友人グループ。
1人で来てる人をあまり見てない気がする。気づかなかっただけかもしれないが。
自分はamazarashiの曲に孤独を感じているのだが、そうじゃない人がたくさんいるんだね。
もしくはその孤独を、分け合う人がこんなにたくさんいるのかもね。
その人はとても幸せだね。
色々な人に刺さる曲を作れるamazarashi(秋田ひろむ)は凄い。
孤独や攻撃性を音楽に求めてしまう自分は、あんまりライブには向いてないかもなぁと思ってしまったのも事実。
だけど、全身で音を聴いていた。
自分の心臓は、ベース音に振るわされる事を最近知った。
今回もそうだった。
心臓がジーンとなって音に掴まれる感触がする。
なる曲とならない曲があるのだが、好きな曲はそうなる。
それはもはや、心臓が身体を飛び出して、音を聴きに行ってるのかもしれない。
「ああ、今、全身で音を聴いているんだ」と感じた。
今は1つのアーティストに拠っているのだが、amazarashiも含めて2つになった。
だから、その感覚が欲しくなった時は。
また行くよ。