【プロット】昨日の私に手向ける花

プロット


1-1 生きづらさを抱えてる君へ、なんて。


優しさを知っているのに、わたしはあなた達に、生きづらさを抱えてる人へ、なんて言葉をかけることができない。わたしはまだ優しさで救われたことがないから。自分の救い方がわからない。わかったらおしえるね いつか

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なんでここに居なきゃいけないのか、ひとりになるたびに考えていた。なんで、ここでひとりで居なきゃいけないのか。なんで居てくれないのか。なんで、こんなにも傷付いているのか。なんで、平気なふりをしていないといけないのか。いつまで続くのか、あとどれくらい頑張れば、しあわせになれるのか、ていうか、わたしのしあわせってこんなんだっけ、毎日って、こんなもんだっけ。
なんでここにいなきゃいけないんだっけ、毎日毎日、どんどん生きたくなくなっているのに。君が好きだと言う私は、ずっと不幸なのに。ねえ明日は?なんでもないよ、ごめん。

2018.12.31


2-1 そのことを誰も知らない


ヒヤシンスの話


花を逆さまにしたら、込められてる想いも願いも祈りも全部全部全部全部逆さまになると、わたしは思う。


3-2 クチナシ、花言葉、「わたしは幸せです」


自分を救えるのは自分って言葉は、人って結局独りなんだよって話がしたいんじゃなくて、あなたが直面してる地獄から抜け出す方法はあなたにしか分からないって話なんですよ。


だから、そばにいてあげてほしかったです。

そばに

「ずっといた」

ずっといた?



日記ーモノローグ

-薬をもらってきた。これからもうあんな思いをしなくて済むかもと言う期待感と、認めてしまったという悲愁感。

2020.5.30

-惰性で生きてきた罰が当たったんだとおもう。ずっと、自分の声を無視した結果がこれなんだとおもう。君が困らない言葉を探した。君は安心した顔で「そうだよね。」って言った。ねえ、きみの言ういつかっていつなの、なんてねえ、今更聞けないんだよ。命の選択をしてまで生きたい私の時間って、きっと絶対こんなことじゃ無いんだって、気付くのが、気付くきっかけが、これなんて、ごめんなさい。神様

2020.5.31

-最低な選択をした。ねむれなかった。眠れるはずない、ねむらない。眠れないフリが上手なきみ。いつもこうだった、多分いつまでもこうだ。目が覚めた君は私をみて困った顔をした。ねえ、これは惰性で生きてきた罰だよ。君には聞こえないんだろうけど。

2020.6.5

-選んだ時間を生きる。あなたの分まで。ごめんなさい。気づかせてくれてありがとう。ごめんなさい。もう二度と自分に嘘は吐かない。

2020.06.06


-初めて母に正直に話した。病気のこと、これまでのこと。これまで一人でよく頑張ったよ、そのことをちゃんと知ってるよ、と言ってくれたけど、そんな言葉よりずっともっと私の中に深く刺さっている言葉をたくさん覚えているから、余計に、虚しくて、もうぜんぶ早く終われば良いなとおもった。すべてを分かり合えないことがもっとわかって余計に、胸が苦しかった。孤独だ。孤独だ。孤独だ。こんなにも、近くに居続けるあなたたちが私をもっと孤独にする。

2020.07.16

- 君の冷たい眼差しを覚えている、君は気づかないだろうけど。見えないから、しらないから、いつの間にか私が、きみにきみと同じ眼差しを向けていることにも、きづかないでいてくれることが救い。
ごめんね。君の優しさが今のわたしにはわからない。ごめんね

2020.10.5


-「いつまでそうしてるの、誰も助けないよ、これからどうするの?これからも病院に通うならお金がかかるでしょ、どうするの?そんな調子で。」 
「ほんとうに迷惑。あんたの人生にこれ以上巻き込まないでよ。」
母へ、大好きだよ。あなたは幸せでいて。


2021.

-2021.4.21
毎日毎日、昨日のわたしが報われますように。


「わたしは幸せです」

逆さまになったクチナシの絵画
花を吊るすための、花を、吊るすための
花を吊るすためにあった、天井から垂れた

ー 了 ー



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マヨのなか
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