言葉を額面通りに受け取るのって
ほんっとにしょーもないなって話。
言葉の裏を読むことに疲れている。
この疲れは別に今に始まったことじゃない。
小・中と運動部に所属していたた影響か、
所謂”女子体育会系部活動の縦社会”の洗礼をモロに受けて生きてきていたわたしは
「察する」「伺う」「空気を読む」「要求の先読み」「他人からの視線」
に敏感になった。(幼少期、父が鬼怖い人だったってことも相まって相手の顔色を伺うことに関しては特に敏感だった)
高校生になると、バイト先のお局の機嫌をいかに損なわずにここに居れるか、を目標としていたので、「やれと言われていたことを率先してやるとやるなと怒られる」ことや「仕事をフォローしようとしたら”邪魔!余計なことするな!”と怒られ、自分の仕事だけに専念していたら”もっと人に気を遣え”と怒られる」等の理不尽も一通り洗礼を受けてきた。
色々あって疲れちゃって嫌になっちゃって
もう自分らしく生きる!!!と決めてからはこう言った点に苦しむことが少なくなってきた(むしろ最近は、「あなたって人に気を遣えないよね」「空気読めないよね」と言われることが増えた。むずい。塩梅むずい。)のだが、そんなわたしが自我を取り戻してきた時に沸々と感じた怒りみたいなものがある。
言語化するならそうだな、端的にいうと
回りくどい言い回しをするな!言いたいことがあるならはっきり言え!
である。
嫌い なら嫌いでいい。
自分の人間的な汚い感情を正当化して
「これがわからないお前が悪いんだろ」
ってしちゃうの、ほんと良くない。
ほんとよくないよ。
思ったことを口に出していいんだよみんなもっと。
言いづらいことも、受け止めるし、まっすぐぶつかってきてくれた分まっすぐ返すよ。わたしも。
YESもNOもはっきり言い合える、そんな関係性を築いていきたいんです。
再度申し上げるが、わたしは言葉の裏を読むことに疲れている。
ただやめようと思ってもやめれるわけではなく、
会話から読み取れる過去経験してきた(これってあれか・・・)の統計学的パターンや、話している時の相手の視線、口元のかすかな筋肉の動き、仕草でなんとなくわかってしまうのである。わかってしまうということは、わかってしまった時に自分がしちゃう、過去から蓄積してきたクセみたいなもので反応をしてしまう。
のである。
そして厄介なのが、
「わかっててもわかってないフリをしちゃうところ」
と
「こう言われたらそうなるとわかってるけどもう裏を読むのメンドクセー!」
と、考えることを放棄しちゃう癖がついたことだ。
言葉を額面通りに受け取らせてくれよ。
褒め言葉(嫌味)にもありがとうと言えるよ、今なら。
例え拒絶や批判の言葉が返ってきても、それを受け止めるから。
嬉しいことには嬉しいと感じたいし、悲しいことに悲しくなりたい。
「おいしい飲み屋を知ってるんだけど」
と食事に誘われていった先がお相手の家の近所だったとしても
(あーこの後家誘われんのかな)
って内心思わせず純粋に
”家の近くの美味しいご飯屋さんを教えてくれたんだ”と思いたい。
「じゃあうちで映画見ない?」と誘われたら
(あー誘われてんなあ)
って内心思わせず純粋に
”映画観たい!行きます!”ってのりたい。
ていうか家行く=OKって概念そもそもやめて欲しい。
後日何事もなかったかのように
「美味しいお菓子もらったから今度うちで食べない?」って連絡きても
(あー)って内心思わせずに”お菓子食べたい〜!”って乗っかりたい。
今度こそ普通にお菓子をだけを食べれると思いたい。
だからセックスがしたいならストレートにそう言ってほしい。マジで。
”それは嫌です!(笑)”ってこっちも正直に言えるから。マジで。
こちらからも「お菓子とか映画とか酒とかワンクッション入れるのやめてもらっていいすか?(笑)」って言いやすい。マジで。
わたしは言葉の裏を読むことに疲れている。
お願いだから額面通りに受け取らせてほしい。
お菓子で誘うならお菓子だけを食べに行かせてほしいし、だからあの、額面通り受け取るとそうなっちゃうんで、ていうか再びお家ルートに導かないで欲しいし、ていうかそのパターンで来るならお菓子は食べたいからお菓子で誘われたらそりゃお菓子食べますって言うよ。だってお菓子食べないかって誘ってんでしょ?お菓子は食べるよ、お菓子は食べるよ!お菓子は!!食べるよ!!!!!!!
だってお菓子食べようって誘ってきてんだよね?!?!?!?!!!!!!
お菓子食べに行くけど????!?!?!??!?!?
家に連れて帰るためのメソッドみたいな記事もある。
全くもって遺憾であるが、かくいうわたしも
『好きバレ♡あなたの好意をカレに伝える最強ワード5選♪』
のようなまとめ記事にお世話になりっぱなしだったこともあるので強く責めることはできない。所詮同じ穴のムジナってわけだ。
ちなみにわたしはギネス記録出せるくらい奥手なので、いくら最強ワードを読み込んだとて意中のお相手にその言葉をかけることができない。
だからなんだってはなしなんだが、
つまるところ おまえらメンドクセー!!!!
と思っている時、またその相手も私のことを
メンドクセー!!!!
と思っているのである。
ということ(多分)
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