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船頭多くして船山に上る
しばらく前に、テレビを見ていて(何のテレビだったかは忘れました)「こりゃ、船頭多くして船山に上るってやつだよな」と僕がつぶやきました。
少し間があって、うちの奥さんが「ねぇ、それの意味ってどういう意味?」と聞いてきたので「知らないの?」と聞き返すと「知ってるけど、どういう意味?」と聞くので説明しました。
「人ばかり多くて、あれやこれや好き勝手な事ばかりを言ってると、まとまる話もまとまらなくなって、船が山に上っちゃうように、全く見当違いの方向に話が進んでしまうってような意味だよ」
すると奥さん「えーっ!!今の今まで、大勢の人が力を合わせれば、水の上しか動けない船ですら、山を越える事ができるって意味だと思ってた!」との事。
しばらく大笑いしましたが、言葉って時代とともに意味や読みが変わっていくから、いずれそういう意味になっちゃうかもしれないなと思いました。
よくクイズ番組なんかでも、的を得るではなく的を射るですよってやってますが、多くの人が的を得るが正しいと思ってきているので、いずれ的を得るが正しい言葉になるのでしょう。
そういえば、僕が中学生の頃は「固執」はコシュウでした。入試とかでも出るからコシツなんて書くなよ!と言われたものです。
でも、今ではNHKでもコシツと言っていて、それが正解のようです。
ネットで調べても、コシュウでも間違いではないみたいな書き方です。
生きてるうちに、船山を上るの意味は変わるかな?