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素敵なプロジェクトと悲惨なプロジェクトとチェリーパイ(1/3)
皆さんは、人里離れた海辺にある、水曜日だけ開いている郵便局の話を聞いたことがありますか?
今日はその郵便局の跡を訪ねてきました(表向きには)
この郵便局は「鮫ヶ浦水曜日郵便局」と言います。
2017年12月6日から20018年12月5日までの一年間だけのプロジェクトで存在していました。
今もサイトが残っていますで、お時間がある方はご覧になって下さい。
凄く素敵なプロジェクトです。(プロジェクト自体は終わっています)
そこまで時間の無い方向けにざっくりとした説明を。
週の真ん中である水曜日に起きた、日々の何気ない日常や誰かに知ってもらいたい思いを、手紙に書いてこの郵便局宛に送ると、スタッフがランダムで同じように手紙を書いた別の誰かの元へ送るというプロジェクトです。
もちろん送った人にも、誰かの手紙が届きます。
場所は松島の隣町、東松島市にある宮戸島という島です。
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三陸自動車を使って仙台から車で1時間程度の場所です。
8年前に来た時は震災の傷跡がひどくあちこちで復旧工事をしていました。
島へは橋を渡りますが、その手前の海岸沿いに立派な道路もできて釣りや海水浴を楽しむ人が大勢いました。
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島に入り、ナビに従って走る事約10分。最後の方は車がすれ違う事ができないような道が500mぐらい続くので緊張が走ります。
ようやく潜ヶ浦漁港に着きました。車はここまで。
ここからは歩いて行きます。
ちなみにナビには大鮫と入れて、ここまで来れました。
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ここから歩いて10分ぐらいだと思うのですが、行った事が無いのでわかりません。軽自動車ならなんとか通れるぐらいの細い道ですが、途中で道路の半分以上が陥没して土砂が流出している場所があり、車の通行はできません。
それではスタート。
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蝉の大合唱で会話も大声を出さないと聞こえないぐらいです。人の姿は見えません。
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そう、いきなり現れる隧道。
写真ではあまり伝わりませんが、見た瞬間足が止まるぐらい不気味です。
ちゃんと懐中電灯も持って来ましたが、向こうが見えるので無くても歩けはします。
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その後ろをスマホで撮影しながら歩く家内
長さは60m~70mぐらいでしょうか。少し入り口付近の地面がドロドロになっていました。中はひんやりしています。
ここを一人で歩くのは無理だから、郵便局をダシに家族を連れてきたわけです。
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車から歩く事10分、郵便局の跡に着きました。
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と、郵便局の話はここまで。
僕の見たかったのは、この先数十メートル先にあります。
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郵便局のすぐ先は海です。船一隻無い寂れた漁港です。というか、使われてるのかしら?
奥は砂浜ですが、ここはコンクリートでスロープが作ってあり、何やら錆びたレールが見えます。
突然ですが、皆さんは㊃金物なるものを耳にした事があるでしょうか。
またの名を震洋といいます。
つづく