かめはめ波
僕は普段からかめはめ波を出す練習をしています。
そう、あのドラゴンボールのかめはめ波ですね。
あれは自分の気をためて、一気に放出しているように見えます。つまり自分の気を自在に操れれば、それも可能になるはずです。
高校生の頃、友人に「ぺれぴち、気の出し方知ってるか?」と突然訊かれました。
もちろん知らないと答えると、友人は教えてくれました。
・まずは手のひらを5回ぐらいこすり合わせる。
・神経を集中して、手のひら同士を近づける。でも絶対に左右の手のひらは
くっつかないようにする。
・指先と指先の間は1cmぐらい開けて、ゆっくり左右の手を上下左右にう
ごかしてみる。
・すると磁石のS極とS極を近づけたような感触で、指が押し戻される。
これが気である。
これを意識して強力に出せるように毎日行うと、バレーボールぐらいの大きさで手のひらの間に気を充満させる事ができるようになる。
こんな感じです。
実際にやってみると、気のせいではなく確かに指が押し戻されるような感覚があります。
ちょっと動かすと、S極とN極のように引き付けられる場所もあります。
最初に手をこすり合わせるところに何かタネがあるのでは?と思い、何でもない状態でやっても同じです。
きっと気だ、気という事にしよう!
そう思ってそれから事あるごとに、例えば病院の待合室で、会社の休憩時間に、テレビCMの間に、湯舟につかりながら(手が濡れるとイマイチ弱くなる気がします)、気を練り続けてきました。
しかし、指先と指先の間は1cmぐらいが限界で、それ以上手を離すことができません。それ以上手を離すと何も感じなくなります。
おかしい、もう何十年も練習しているのに何も変わらない。進歩が無い。
これは練習の仕方が悪いのか、それとも・・・気でもなんでもないのか。
いやいや、後者だったら今まで何をやってきたのか。ただ手を見つめていただけになってしまいます。
ロマンはあった方がいいので、ここは練習の仕方がまずかったと思う事にします。
線香の煙すら揺るがないけど、これは僕の気の力が足りないからだという事にして、いつかはかめはめ波を出せるように、これからも精進していきたいと思います。