花火を見てきたよ
なかなかnoteができない今日この頃です。
金曜日から16日まで夏休みという事で、家でゴロゴロしています。
今の職場はなかなか休みが取りづらく、普段は夏も3,4日しか休みが取れませんが、今年は入社して以来初の6連休です。
とはいっても、普段なら旅行に行くところですが、一応息子が受験生という事もあり、塾にも行かなきゃいけないというので、今年はどこにも出掛けない夏となりました。
もう先週の話になりますが、仙台では七夕まつりが開催されました。
仙台の七夕は8月6日から8日までの3日間です。
子供の頃は親に連れて行かれましたし、社会人になってからは当時の職場が会場の近くだったので、帰宅時に嫌でも見て帰るような状況でした。
この七夕まつりの前日に前夜祭と称して花火大会が行われます。
繁華街の西のはずれに広瀬川が流れていまして、もともとはそこの河川敷から打ち上げていました。都市の中で打ち上げる花火という事で、割と珍しいそうです。
実はこの七夕前夜祭の花火を見たことがありませんでした。
なんなら我が家からも見えて音も聞こえますが、近くで生で最初から最後まで見たことが無いのです。
何せ交通規制がかかるので車で行くのも大変だし、地下鉄が開通してからは地下鉄で行けるのですが、帰りは2時間ぐらいかかるという噂だし、という事で二の足を踏んでいました。
今年の8月5日は土曜日だし一度じっくり見てみようと思い、初めて行ってきました。
まず見る場所が大事です。
有料観覧席もありますが、ほとんど売り切れ状態との事。んでもって結構お高いですし。
色々とネットで調べて、青葉城祉から見る事にしました。
帰りに地下鉄を何時間も待つのは嫌なので、車で行く事にしました。
その代わり、だいぶ早い時間に行って駐車場に停めておく必要があります。
花火が始まる時間に近くなればなるほど、駐車場は満車になりますし、交通規制もかかります。
結局会場にほど近いコインパーキングに15時前に到着しました。この時1台ぶんしか空いていませんでした。危ない。
車を降りて、炎天下青葉城址に向けて出発しました。ここから徒歩で20分といったところでしょうか。
青葉城へ向かう途中にある「大橋」を渡り終えると、係の人がたくさんいて「どうぞこちらへ~無料観覧席です」と案内をしていました。
そこは先日まで都市緑化フェアが行われていた会場で、今はきれいな公園に整備されています。
ここだと歩かずに済みそうです。でも青葉城祉だと眺めが良さそうです。
しばし迷いましたが、予定通りお城へ向かいました。
大した距離ではありませんが、炎天下に急な坂を登るのは結構キツく、水分補給をしながら歩きました。
そして15時30分に到着。思ったより人がいません。
敷物を敷いて場所だけとって、どこかで涼んでいるようです。
我が家も敷物を敷いて、とりあえず近くにある資料館やお土産屋さんに入って涼みました。
雲で日が陰ったので敷物の場所まで戻りましたが、これから開始の19時30分まで3時間30分以上もあります。地面のコンクリートは熱くなっていて、結構辛いものがあります。
ふとみると、ところどころに畳2畳分ぐらいの四角いベンチのようなものがあります。
そっちの方が地面に座るより楽そうなので移動しました。
なんとなく小腹が空いてきましたが、ここはお祭りの会場では無いので得に屋台が並んでいる事もありません。
1店だけ焼きトウモロコシ屋さんがありました。
そう言えば下で無料観覧席を案内された時に「こちらは出店もあります」と言ってなぁと思い出しました。
ここ青葉城址の本丸跡には本丸会館という、お土産屋さんや資料館、フードコートがありますが、17時に閉まってしまいます。
フードコートだけはもう少し後までやっていたようですが、食べ物は持参した方が良いようです。
閉まる前に腹ごしらえをしようとフードコートへ行きましたが、券売機には「ご飯もの、麺終わりました」の無情な貼り紙がありました。
結局レンチンするだけのポテトや唐揚げ、その場でその場で揚げているカレーパンと飲み物ぐらいしか無かったので、やむを得ずポテトとカレーパンを買って席に戻りました。
食べ終えてもまだ17時。あと2時間半もあります。長いです。
こんなにまでしないとゆっくり見られないなら、この一回でいいなぁと思いながら無心になって過ごします。
辺りも暗くなってきた19時頃には、結構な人が集まってきていました。
東北大学が近いせいか、留学生と思われる人たちも大勢います。ヒジャブを被って浴衣をきた女の子も結構います。
そして待つ事4時間。ようやく花火が始まりました。
今年は1万6千発打ち上げるとの事。
ことさら綺麗なやつや音がでるやつが上がると、周囲から拍手が起こります。
もっと近くに見えるかと思いましたが、意外と遠くに見えました。
あんなに待っている間は長く感じたのに、花火の1時間の短い事。
待つのは辛かったけど、仙台に住んで初めて生で見れたのでヨシとしましょう。
あっと言う間に花火は終わり、一斉に観客は帰路につきます。
青葉城址へ向かう道路は工事の為に車両通行止めになっているため、普段は歩け無い夜の道路をぞろぞろ人が歩くのは、非日常的で余計にお祭り感がありました。
下に降りると、最初に声を掛けられた無料観覧席の人たちも合流して、もの凄い人並みになり、全員が駅の方へ向かって歩いて行きます。
その様は、小さな川が本流と合流して、どんどん大きな川になっていくようでした。
車には21時に着きましたが、通行止めが解除になる21時30分まで駐車場から出る事ができず、22時の帰宅となりました。
友人達と花火を見に行っていた息子は、仙台駅まで歩いてファストフード店で時間を潰してから23時頃の地下鉄に乗って帰ってきました。
花火を見るのには体力と忍耐が必要な事を知った日でした。
おしまい