秋のお出かけ 紅葉の松島 その1
今年は3年ぶりに松島の円通院で紅葉のライトアップが開催されました。
毎年楽しみにしていたのですが、コロナ禍で2年連続中止になっていました。
しかも今年は隣の瑞巌寺もライトアップするという事で、満を持して行って来ました。
松島といえば、空と海の青に鮮やかな松の緑のコントラストが映える、春から夏のイメージがありますが、秋の紅葉もなかなかのものです。
ただ、海に浮かぶたくさんの島々に生えているのはほとんどが松なので、紅葉はしません。
松島で紅葉といえば、円通院を指すのです。
円通院とは、伊達政宗の孫にあたる光宗公を弔うために建立されたお寺です。
光宗公は家を継ぐ前に亡くなったので、名前はあまり知られていませんが、かなりのサラブレッドです。
お父さんは伊達家二代藩主忠宗、お母さんは二代将軍徳川秀忠の養女振姫です。振姫の実父は池田輝政で母は家康の次女督姫で、三代将軍家光から名前を貰って光宗と名乗りました。
家光とは従兄弟という間柄でしたが、わずか19歳で亡くなってしまい家督を継ぐことはありませんでした。
そこで瑞巌寺の100世の洞水和尚が三慧殿を建立して、1647年に開山したのが始まりで、臨済宗妙心寺派に属しています。
さて、この円通院のライトアップですが、この時期毎日17:30から21:00まで行われています。
現地に17時頃に着けばいい感じです。松島は仙台市内から車で1時間程度で着きますが、我が家はほとんどの場合電車で移動します。
何故なら松島は駐車場もたくさんありますが、基本的に一本道(国道45号線)なので、渋滞にはまるのが嫌だからです。
それに電車で移動した方が、お出かけ感が増すというのもあります。
以前も書きましたが、JR仙石線の松島海岸駅が最寄り駅となります。
しかし、我が家から仙台駅まで移動して、そこから松島海岸駅まで向かうのはロスが多すぎます。
そこでよく使うのが、車でJR仙石線の本塩釜駅まで行き、そこで乗り換えるというものです。
今回もその手で行きます。
本塩釜発16時46分、松島海岸着17時という電車がありますので、本塩釜駅に16時30分頃到着を目指して、16時に自宅を出ました。
途中若干の渋滞もあり、本塩釜には16時35分に着きました。
すぐに駅前のコインパーキングに車を停めて、駅へ向かいます。
松島海岸駅を出るとすぐ右前方に明るい看板が見えます。
松島離宮という最近できた観光施設です。
ここでも紅葉のライトアップをしていますが、ここに1300円を出す気は無いので入らずに、前を歩いて通りすぎました。
ここは通らなくてもいいのですが、時間がちょっと早いため遠回りしているのです。
円通院と瑞巌寺の共通夜間拝観券は2000円です、どちらか片方だけだと1300円になりますが、いずれも拝観券は事前に購入しないといけません。
以前は入場する時に拝観券を購入していたのですが、そのために入るまでに恐ろしく時間が掛かっていました。
今回は少し離れた場所(地図の⑤)で、拝観券の販売をしています。
まずは拝観券の購入が先だなと販売場所に行く事にしました。
拝観券を販売しているテントには5~6人が並んでいました。すぐに購入して会場を出ようとしたら、いつの間にか30人近くが行列を作っていて驚きました。タッチの差で早く来て良かったぁ。
さて、紅葉を見る前にまずは腹ごしらえです。
混んでいて店に入れないと嫌なので、今回は予約をしておきました。
17:30開店の店なので、17:30で予約を入れてあります。
開店と同時に我が家を含めて3組が入店しました。
予約時にメニューも聴かれていたので「かき御膳」を頼んでおきました。
着席して5分程度で注文の品がきました。
焼き牡蠣とカキフライと蒸し牡蠣が乗っています。
早速焼き牡蠣の殻を外して、少しレモンをかけてをパクリ。うーん美味しい。殻に溜まった汁も頂きます。磯の香りと牡蠣の旨味が広がります。
次はカキフライにレモンをかけて、タルタルソースをつけてガブリ。
あちー、口を火傷しました。揚げたての熱々です。
蒸し牡蠣は、酢をベースにしたタレがかかっていて、牡蠣の美味さを引き出しています。
真ん中の小皿は醤油かと思ったらソースでした。今度はカキフライにソースをたっぷりつけていただきます。
ああ、ご飯が進む。
そういえば、お代わりしたかったぐらい米が美味しかったです。
三人ともあっという間に食べ終わりました。
量は少し少な目で、息子は足りないと言っていました。
後で屋台で何か買って食べようという事で、腹ごしらえも済ませて、いざ拝観です。
というわけで、まだまだ紅葉はでてきません。
今回は引っ張ります。
つづく