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今更嘘だったとか言わないでね

かつて RED WARRIORS(レッド・ウォーリアーズ)というバンドがありました。いや、今も活動しているのかな?
そんなに万人受けするバンドでは無かったので、知らない人も多いかと思いますが、ダイアモンド☆ユカイさんがボーカルを担当しています。

僕は好きで良く聞いていましたが「ルシアンヒルの上で」という曲があります。
詞はこんな感じ。

Good―Bye 俺達の小さな傷あとと
かなうはずのない夢に 乾杯さ
ルシアン・ヒルの上で 置きざりにされた
~略~

いけない遊び ばかりで
はしゃいでいた スクール・デイズ
~略~
日ごとにやつれたお前 思い出すたびに
いつも ここへ来るのさ
ちっぽけな 街の片隅で
世界を見つめていた俺達
~略~

キャンディ・ストアの前で
カラッポの サイフの中
のぞいて苦笑いを してたあの頃から
~略~
もう一度行きたいと いつも話してた
この 丘の上で

詞から読み取れるのは、
・若い頃の苦い恋の思い出
・ルシアンヒルという場所が二人にとって思い出の場所っぽい
・苦労したのか、彼女は日ごとにやつれていった様子
・比喩なのか本当なのかわからないが、世界を目指している?
・お金は無かった様子
・今は別れてしまったけど、かつてはもう一度ルシアンヒルに行きたいと彼
 女は言っていた。そして彼はそこに一人でいる

なんとなくこんな物語です。

さて話は変わって、このバンドのリーダーは、ギター担当の 
木暮"SHAKE"武彦(通称:シャケ)さんです。
この方、レッド・ウォーリアーズを結成する前は、レベッカのリーダーでした。
そう、NOKKOがボーカルを務めて、フレンズなどのヒット曲を連発したあのレベッカです。

初代レベッカは男性ボーカルでしたが、やがてバンドメンバーの妹のNOKKOをボーカルに迎えます。
そしてシャケはデモテープを片手にアメリカに売り込みに行きます。NOKKOもその後を追い(駆け落ちですね)ますが、夢破れ二人は帰国します。

やがてレコード会社の方針で、ポップでキュートなNOKKOの魅力を前面に押し出そうとポップス路線に走る事となり、ロックを追求していたシャケともう一人のメンバーはバンドを追われます。

シャケはボーカルにダイアモンド☆ユカイを迎えて、新たにバンドを結成しました。それがレッド・ウォーリアーズです。
最初は「レベッカ」を名乗りましたが、色々問題があり「レベッカ♂」そして「レッド・ウォーリアーズ」になりました。
このバンド名も、どうしてもレベッカのRを付けたいというシャケのこだわりで付けました。
これだと雑誌などで50音順表記の時に、レベッカの前に載る事になります。
しかもあまり離れる事なく、並ぶように載るはずです。

レベッカですが、テレビドラマの主題歌にも採用された「フレンズ」が大ヒットとなります。

この詞は

ポケットのコイン集めてひとつづつ夢をかぞえたね
ほらあれは2人の隠れ家
~略~
どこで壊れたの oh フレンズ
~略~
だまりこむ君がいつも悲しくて口づさんだのに

こんな内容ですが、これはアメリカ、サンフランシスコへ渡った時の事を歌にしたと言われています。
それに対するアンサーソングとしてシャケが「ルシアンヒルの上で」を作ったと言われています。

このルシアンヒルというのがここらしいです。「ロンバード・ストリート」のあたり、ロシアンヒルというエリアのようです。

グーグルマップで探したら見つかった

という話を、当時ファンの間では地動説のように当たり前の事として語られていたのですが、さっき何気なくウィキペディアでレッド・ウォーリアーズの項目を見ていたら、バンド結成のいきさつとかは書いてあったのに、「フレンズ」のアンサーソングとはどこにも書いていないし、レベッカの方にもそんな事は書いて無くて、ひょっとしたらただの噂話だったの?とちょっと不安になって思わず書いてしまいました。

誰か真相を知っていたら教えて下さい。


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