6855 日本電子材料の業績についてポイントまとめてみた
✅ 1960年4月にブラウン管用の電子管部品などを製造販売する目的で兵庫県尼崎市に設立
✅ ブローブカードの製造販売が主力事業
✅ 筆頭株主は、創業家の資産管理会社である有限会社大久保興産で9.89%を保有し、現社長である大久保和正氏が第3位株主として4.41%を保有する。また、日本カストディ銀行が第2位株主として6.13%を保有し、日本マスタートラスト信託銀行(第4位、3.82%)、取引銀行である三菱UFJ銀行(第5位、2.73%)と続く
✅ 社長・社長執行役員(営業統括担当)の大久保和正氏はサンノゼ州立大学卒→1983年東京エレクトロンに入社→1985年4月日本電子材料に入社→2003年9月ジェムヨーロッパ社会長、2004年4月ジェムアメリカ社会長をはじめとして、主要海外子会社の要職を歴任→2008年4月副社長を経て、2017年社長・社長執行役員に就任
✅ 売上高の構成比は、半導体検査用部品関連事業が99.1%、電子管部品関連事業が0.9%
✅ 半導体製造工程の前工程でICやLSIの良否を判定する「ウエハテスト」で使用される半導体検査用部品のプローブカード(探針付き基板)を製造販売する
✅ 半導体の回路設計と一体化してプローブカードを迅速に設計、開発するため、国内、米国、台湾等の海外にも販売・生産拠点を有す
✅ 10%を超える販売先として、三星電子株式会社(2020年3月期まで)、フラッシュフォワード合同会社、キオクシア株式会社などが挙げられる
✅ 短期的に伸び悩む期もあるが、中長期的にみれば売上高は右肩上がりで成長し、直近の底だった2017年3月期12,489百万円から、2021年3月期18,521百万円まで増収を継続。経常利益も増収に伴い増益で推移