5950 日本パワーファスニングの業績についてポイントまとめてみた
✅ 1964年4月、新和工業株式会社、日本発条株式会社、米国イリノイ・ツール・ワークス社が、業界初の日米合弁会社である日本シェークプルーフ株式会社を設立
✅ 工業用ファスナー(ばね、ねじ等)、工業用ファスナー締結工具及び関連製品の製造販売を事業とする
✅ 筆頭株主は、主要取引先の積水ハウス株式会社で23.90%保有、続いて、会長兼社長の土肥雄治氏が9.27%、鋼材専門商社の伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社が6.16%保有。以下は、国内の金融機関などの他、前社長の土肥智雄氏が4.63%保有
✅ 会長兼社長の土肥雄治氏は同志社大学卒→1974年4月株式会社神戸製鋼所入社→1979年6月、同社取締役就任。社長、会長などを経て2016年3月より現職
✅ 売上高の構成比は、建築用ファスナー及びツール関連事業99.2%、自動車・家電等部品関連事業0.7%、その他事業0.1%
✅ 売上高に占める主要取引先の割合は、積水ハウス株式会社が29.4%
✅ 建設・建築分野において異種部材を締結する、ねじ、ばね、釘、鋲(ピン)、アンカー、ボルト、ナット、リベット、金物等の接合部品(工業用ファスナー)などの製造、それらの住宅メーカーを始めとする施工業者への販売を事業とする
✅ 製品分野別では、鉄骨などの金属構造物に建築部材を締結するための金属系建材用ファスナー(ドリルねじ)、木造建築用の木質系建材用ファスナー(木ねじ)、コンクリート構造物などを対象とするセメント系建材用ファスナーが代表例である
✅ 2016年12月期までは売上高8,000百万円以上をほぼ維持してきたが、2017年12月期にはこれを割り込むとともに4期連続で減収。2020年12月期は、感染症による経済活等低迷もあり大幅減収で、売上高5,309百万円(前期比▲25.1%)、営業利益▲146百万円(前期比+127百万円)、経常利益▲231百万円(前期比+130百万円)であった
✅ 2021年12月期第3四半期は売上高3,845百万円(前年同期比▲2.4%)と若干の減収であるものの、中国子会社の整理など合理化が功を奏し、営業利益55百万円(前年同期比+203百万円)、経常利益114百万円(前年同期比+345百万円)と黒字化
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