4058 トヨクモの業績についてポイントまとめてみた
✅ 2010年8月に東京都文京区において、サイボウズ株式会社の100%子会社(旧社名サイボウズスタートアップス株式会社)として創業
✅ サイボウズの業務システム「kintone」と連携可能なアプリケーションをクラウドで提供する
✅ 筆頭株主は、社長の山本裕次氏の個人資産管理会社である株式会社ナノバンクで保有比率は48.29%。同氏の個人名義分5.91%を併せると、過半数を実質的に占有する
✅ 第2位株主は、旧親会社で、現在も業務上の結びつきが強いサイボウズ株式会社で保有比率は7.89%である
✅ 社長の山本裕次氏は関西大学工学部卒→野村證券に入社→外資系証券勤務を経て、2000年4月にサイボウズへ入社→2010年8月にサイボウズ子会社として同社設立後、一貫して社長を担っている
✅ 「安否確認サービス」と「kintone連携サービス」のサービス毎の売上内訳は公表されていないが、有償契約数は安否確認サービスが2,035件、kintone連携サービスが4,254件であり、有償契約数は順調に増加している
✅ 「安否確認サービス」は同社独自のサービスで、東日本大震災などに代表される大規模災害の発生に備えるツールを提供する
✅ 酒田市役所や公益財団法人などの地公体の他、ラクスル株式会社、TDK株式会社、株式会社マーベラスなどの大手企業や、中堅・中小企業など幅広い顧客への導入実績を有す
✅ 「kintone連携サービス」は、サイボウズ株式会社が提供する業務システム「kintone」と連携し、帳票出力や外部公開のWebフォーム作成、データ自動バックアップ、メール送信サービスなどが可能なサービスをクラウド上で提供
✅ 上場直後で長期的な業績の開示はない。2020年12月期の業績は、売上高1,095百万円(前期比+334百万円)、経常利益234百万円(同+136百万円)、当期純利益150百万円(前年比+78百万円)と増収増益である。
✅ 同社が開示している月次売上速報(2021年5月分まで)を確認すると、2021年12月期は、各月とも前年同月比で約+140%と好調な事業環境が継続していることが確認できる