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5974 中国工業の業績についてポイントまとめてみた
✅ 1950年10月に中国工業株式会社を設立し、一般鉄構製品の製造を開始
✅ 本社は広島県。国内最大手の家庭用LPガス容器メーカー
✅ 筆頭株主は5401日本製鉄で5.1%、以降は株式会社広島銀行、9895コンセックの会長である佐々木秀隆氏、6495宮入バルブ製作所、個人投資家の張平華、日本鉱泉株式会社、同社の連結子会社である中鋼運輸株式会社などが並ぶ
✅ 社長の野村實也氏は広島大学工学部卒→1968年4月同社に入社→2002年6月取締役、2004年常務取締役を経て、2006年現職に就任
✅ 売上高の構成比は、高圧機器事業が57.8%、鉄構機器事業が4.3%、施設機器事業が17.4%、運送事業が20.5%
✅ 高圧機器事業では家庭用LPガス容器を始めとする高圧ガス容器や高圧プラント設備、バルク容器等の製造・販売を行う。小型LPガス容器の国内シェアは3割を超え、国内首位メーカー
✅ 鉄構機器事業では、鉄やステンレス、特殊金属を用いて工業用水タンクやデータ記録装置格納容器、危険物運搬用容器等を製造・販売する
✅ 施設機器事業では、畜産分野における豚舎・牛舎設備等の各種設備や、環境分野における環境保全設備やその他機材等の製造・販売を行う。飼料用タンクでは国内トップシェアを誇る
✅ 運送事業では、同社製品の保管・運送を連結子会社の中鋼運輸株式会社が中心となって行う
✅ 同社の売上高の6割以上を占めるLPガス容器は、1955年から製造をいち早く始めて60年以上の歴史を持つ。現在はより軽量で錆びにくい、プラスチック製の次世代LPガス容器を国内で初めて開発
✅ 売上高は2017年3月期から2021年3月期までほぼ横ばいで安定的に推移。2018年3月期はLPガス容器の販売量減少やLPガスプラント工事の受注減少が影響し、前期比▲4.6%の減少となったが、2020年3月期にかけて回復。2021年3月期はLPガス容器の更新需要減少が響き、前期比▲0.9%の微減となった
✅ 経常利益は期によって変動が大きい。2017年3月期以降2020年3月期にかけて原料の鋼材価格の値上がりや物流コストの増加を受けて▲72.7%に減少したが、2021年3月期は販管費を抑制して+62.2%に増益となった