見出し画像

8155 三益半導体工業の業績についてポイントまとめてみた

✅ 1969年6月に三益産商株式会社の研磨部を分離独立し、半導体シリコンウエハーの鏡面研磨加工を目的として群馬県群馬郡群馬町(現:高崎市足門町)に三益半導体工業株式会社を設立
✅ 1983年12月に三益産商株式会社(精密機械販売等)および株式会社三益エンジニアリング(プラント設計・製作等)を合併
✅ シリコンウエハーの研磨加工メーカーで、信越半導体株式会社(信越化学工業(4063)の子会社)からのプライムウエハー受託加工を主力としている
✅ 筆頭株主は信越化学工業株式会社で自己株式除く発行済株式総数に対する所有割合42.75%、第2位株主は日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)で同6.17%、第3位株主は中澤正幸氏(同社会長)で同6.15%、第4位株主は株式会社日本カストディ銀行(信託口)で同5.90%となっている
✅ 会長の中澤正幸氏は1974年2月三益産商株式会社入社→常務、社長等を経て2017年8月会長に就任(現任)
✅ 社長の細谷信明氏は1973年4月同社入社→常務、専務、副社長等を経て2017年8月社長に就任(現任)
✅ 売上高の構成比(調整前)は、半導体事業部52.4%、産商事業部44.0%、エンジニアリング事業部3.6%
✅ 半導体事業部はシリコンウエハー(プライムウエハー、再生ウエハー)等の加工・販売を展開している。信越半導体株式会社(信越化学工業(4063)の子会社)からのプライムウエハー受託加工が主力である
✅ 産商事業部は計測器、試験機、その他精密機器等の販売、およびエンジニアリング事業部の製作品(半導体材料加工装置等)販売を展開している
✅ 主要取引先は信越半導体株式会社(全社売上高に占める割合2020年5月期56.2%、2021年5月期54.3%)、および株式会社日立ハイテク(同2020年5月期16.9%、2021年5月期15.5%)である
✅ 再生ウエハー分野で世界1位の市場シェアを誇るなど独自の地位を確立している
✅  過去5期間の全社売上高は、2017年5月期60,288百万円から2019年5月期95,163百万円まで拡大した後、ピークアウトして2021年5月期85,051百万円まで減少している
✅ 営業利益は2017年5月期3,691百万円、2019年5月期5,645百万円、2021年5月期6,085百万円と順調に拡大している
✅ 売上高のピークアウトは産商事業部およびエンジニアリング事業部の減収が主因である。半導体事業部の売上高も直近2期間は伸び悩みの形だが、営業利益は原価低減効果などで拡大基調であり、全社営業利益の拡大を牽引している

画像1

PERAGARU(ペラガル) オルタナティブデータのPERAGARU アルファの源泉となるデータを提供 (2)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?