5955 ヤマシナの業績についてポイントまとめてみた
✅ 1917年9月に株式会社山科精工所を設立し、ねじ(鋲螺)の製造販売を開始
✅ 本社は京都府。自動車・電機メーカー向けに主にねじの製造販売を行う
✅ 筆頭株主は同社のその他関連会社である7593VTホールディングスで34.3%、次いで2788アップルインターナショナルの創業者で個人投資家の久保和貴氏が5.1%で5%未満の保有
✅ 社長の堀直樹氏は株式会社ホンダベルノ(現VTホールディングス株式会社)に入社→2004年8月社長へ就任→株式会社ホンダカーズ東海の副社長を経て、2007年5月同社顧問に就任→同年6月現職に就任
✅ 売上高の構成比は、金属製品事業が69.4%、電線・ケーブル事業が12.6%、不動産事業が2.6%、化成品事業が14.9%
✅ 金属製品事業では自動車や産業機器・精密機器、建材向けのねじや精密ばね、関連品の製造販売を行う
✅ 電線・ケーブル事業では、バーコードリーダー用等の産業機器向けから光通信やLAN用等の通信向け、自動車ヘッドランプ用ハーネス等の輸送用、音響機器向けまで幅広い種類の電線・ケーブルを製造販売する
✅ 同社では不動産の賃貸を行う不動産事業と売電事業も手掛ける
✅ 化成品事業については連結子会社で発泡・強化プラスチック等の化成品素材の加工販売を行う
✅ 老舗ねじメーカーとして約1世紀にわたる歴史を持つ同社は、規格品から取引先に応じたオーダーメイド品まで幅広い製品ラインナップを誇る
✅ 2017年には電食を防ぐ炭素繊維のボルトとナットを世界で初めて開発するなど、軽量化や工程削減等の顧客ニーズに合わせて、様々な素材から製品開発を積極的に実施する
✅ 売上高は2017年3月期から2020年3月期までの3年間で約1.1倍へと緩やかに増加していたが、2021年3月期は▲2.0%の減少。感染症流行に伴い自動車関連業界の需要落ち込みを受けて、金属製品事業と電線・ケーブル事業での受注が低迷した
✅ 経常利益は2018年3月期の516百万円をピークに2期連続で減少したが、2021年3月期は化成品事業の受注が増加した影響で512百万円まで回復した
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