7702 ジェイ・エム・エスの業績についてポイントまとめてみた
✅ 1965年6月、医療機器の製造・販売を目的に株式会社日本メディカル・サプライとして広島県にて設立される
✅ 現在では輸液セットや経腸栄養関連製品、透析関連製品、人工肺や心肺回路、再生医療に使用する血液バッグなど、多領域にわたる医療機器を製造・販売する
✅ 筆頭株主は2007年に業務・資本提携した4118カネカで10.1%を保有している。続いて、創業者の土谷太郎氏が設立した一般財団法人土谷記念医学振興基金が7.7%を保有
✅ 社長の奥窪宏章氏は慶應義塾大学法学部卒→1978年同社へ入社→2005年取締役に就任→2011年より現職
✅ 生産・販売体制を基礎とし、「日本」、「シンガポール」、「中国」、「フィリピン」、「ドイツ」と地域別の5報告セグメントに大別される。直近2022年3月期第1四半期では売上高13,797百万円のうち68.0%が「日本」、15.9%が「シンガポール」にて計上されている
✅ 各報告セグメントにおいて、4つの事業領域を展開する。2022年3月期第1四半期の領域別の売上高の構成比は、輸液・栄養領域が全体の41.8%を占め、透析領域が30.2%、外科治療領域が8.3%、血液・細胞領域が17.1%となっている
✅ 輸液・栄養領域では輸液セット、注射針・注射筒、経腸栄養関連製品などを取り扱う
✅ 透析領域では血液透析装置や腹膜透析液などを提供
✅ 外科治療領域においては人工心肺装置、膜型人工肺、ペースメーカなどを製造・販売する
✅ 血液・細胞領域では血液バッグ、血液成分分離バッグなどを扱う
✅ 過去5期分の経営状況をみると、2021年3月期は減収・減益となったが売上高、経常利益ともに総じて堅調に推移している
✅ 売上高は55,574百万円から57,578百万円へ3.6%増加。経常利益は2018年3月期に為替差損の増加で820百万円まで落ち込んだが、2020年3月期には2,672百万円まで成長し、5期で38.7%増となった