7762 シチズン時計の業績についてポイントまとめてみた
✅ 1930年5月に東京都新宿区にてシチズン時計株式会社として設立された
✅ 世界130カ国以上に展開するグルーバルウォッチブランド「CITIZEN」の時計の製造販売、マザーマシンなどの工作機械、LED・自動車部品などのデバイス、業務用プリンターや電子血圧計などの電子機器等の製造販売を営む
✅ 筆頭株主は、株式会社日本カストディ銀行で18.37%を保有する。主要な上位株主は日本マスタートラスト信託銀行のほか、信託銀行などの資産管理銀行が軒並み上位を占める。第5位株主には日亜化学工業株式会社が3.19%、第10位株主には株式会社ニコンが1.60%と、取引先とみられる保有もある
✅ 社長の佐藤敏彦氏は北海道大学工学部卒→1981年4月同社へ入社→シチズンファインテックミヨタ株式会社(現シチズンファインデバイス株式会社)、シチズン時計マニュファクチャリング株式会社の社長を経験→2019年4月現職である同社社長に就任
✅ 売上高の構成比は、時計事業が46.3%、工作機械事業が22.6%、デバイス事業が22.2%、電子機器他事業が8.9%
✅ 2021年3月期の地域別の売上高は日本34%、アジア32%、アメリカ17%、ヨーロッパ16%
✅ 「時計事業」は、ウオッチ・ムーブメントなど、同社の祖業である腕時計関連の部品製造から完成時計の企画・製造・販売などを手掛けるほか、スポーツ計時、表示システムなどの開発も手掛ける
✅ 「工作機械事業」は、時計生産のための設備機械開発で得た知識・ノウハウをもとに、自動車・建機業界など向けの部品加工に供するマザーマシーンなどの工作機械の開発・提供を行っている
✅ 「デバイス事業」は、時計製造で培った小型・精密加工技術を応用し、電子機器の開発などを手掛ける
✅ 「電子機器他事業」では、小型・精密・低消費電力化技術を広く応用する機器の開発を行っており、業務用プリンターや電子血圧計や電子体温計など健康管理機器などの開発を行っている
✅ 2014年3月期から2019年3月期までは売上高3,000億円を上回って推移していたが、2期連続で大幅減少が続き2021年3月期は2,066億円。営業利益は2016年3月期の304億円が直近10年の最高値で、足元2期は減収に伴う大幅減益、直近期は赤字転落
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