3194 キリン堂ホールディングスの業績についてポイントまとめてみた
✅ 会長の寺西忠幸氏が、1955年5月キリン堂薬局を開業。1958年3月薬局店舗営業と薬品製造業を目的として株式会社キリン堂を設立
✅ 国際的な投資会社「べインキャピタル」の傘下企業である株式会社BCJ-48によりマネジメントバイアウト(MBO)が行われており(2020年9月開示)、同社は2021年1月をもって上場廃止済
✅ 主にドラッグストアや保険調剤薬局を関西、関東、四国・北陸で展開
✅ 大株主は、20年8月末時点でキリン堂協栄会持株会が9.33%、NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)が8.37%、社長の寺西豊彦氏が6.30%、執行役員の寺西俊幸氏が6.09%と並び、資産管理会社を含めた寺西一族の保有分は約21.9%が有価証券報告書では確認可能であった
✅ 会長の寺西忠幸氏は、1955年5月キリン堂薬局を開業→1958年3月株式会社キリン堂を設立し、社長へ就任→2014年8月現職へ就任
✅ 社長執行役員の寺西豊彦氏は忠彦氏の長男で、京都薬科大学卒→株式会社津村順天堂(現株式会社ツムラ)へ入社→1982年3月株式会社キリン堂へ入社→2012年5月社長へ就任→2015年5月現職へ就任
✅ 2021年2月期第2四半期時点での売上高は70,414百万円、営業利益は2,957百万円
✅ 小売事業は、傘下の主要子会社である株式会社キリン堂がドラッグストア及び保険調剤薬局等において、医薬品、健康食品、化粧品、育児用品及び雑貨等を販売している
✅ 2021年2月期第2四半期時点では、ドラッグストアが323店舗、調剤薬局が47店舗、FC店が1店舗の計371店舗を運営している
✅ 2016年2月期から2020年2月期までの売上高は112,902百万円から133,279百万円へ右肩上がりで、経常利益は凸凹はあるものの、2,320百万円から3,711百万円と増収増益。比較的利益率の高いプライベートブランド商品の売上構成比が増えたことや、感染症対策のために販売促進を控えたことで、売上総利益率が改善されている模様