無いものをあると言いたい
えー、これから始まりますものは、超感覚的で、気がついてしまうと、もう意識をすることが出来ない、そんな存在について、のお話です。
もし、万一にも、「そんなもの知りたくないわ」と言う方がおりましたら、ご遠慮なく、今からご退場ください。チケットの返金は、いたしかねますが、ご来場者プレゼントのビブーティの砂時計はお渡ししております。
さて、ではよろしいでしょうか?
まずはこちらをご覧下さい。
どうですか?キレイですよね、空が青くて、緑の芝。どこかの丘でしょうか?黄色い花が見えますね。これは、絵でしょうか?それとも、写真かな?手前の芝がボケていて、いわゆる前ボケというやつですね、絵だったらすごいですね!こんな風の通る丘でゴロンとしたいものです。大きな木が左側に見えるから、木の下、木陰で本でも読みたいです。
さて、皆さん。どうでしょう?
ご自身がそよ風に当たりながら、ゴロンとしている体感、得られたでしょうか?
見てわかる通り、ここには絵や写真などありません。白紙を額に納めたものがあるだけです。
絵なんて無いのに、風景が浮かんだ人は多いのではないでしょうか?しかも、ここには絵があり、絵に書かれた内容を話しているにも関わらず、絵を見ている自分でなく、絵の風景の中にいる自分を浮かべたのではないでしょうか。
このように、本来ないものですら、体感を得る事ができる。
これは次々と新しい症候群が発見されるのと、構造が似ています。実際には、無いものですら、あると認識が出来てしまえば、それを見せてしまう。
今回、皆さんに持ち帰っていただきたい、モノがあります。
それは、こちら、です。