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【恋愛】いつまで経っても友達止まりのボールを応援してたら好きになった

ある日、サイコマシンは「ボールは友達だ!」というサッカー少年の言葉を聞き、「コイツいっつも友達止まりだな」と思い、恋愛に発展できるよう応援することにした。

「デートに行く時、どんな服着たら良いか選びに行こう。スカートとか…どうかな?」

「アイツ進学校行くらしいぞ。ほら、お前もついていけるように一緒に勉強しようぜ。」

「アイツ、ミセス聞くらしいぜ。そういやお前は何聞くの?…ミスチル?なんだか惜しいようなそうでもないような」

ボールと心を通わせるサイコマシン氏。
いつのまにか彼の心のディフェンスラインはペナルティエリアまで後退してしまっていた。

グラウンドの隅で藍色のスカートが揺れる。
ボールだ。
サイコマシンは気づいていた。
自分の中の抑えられないこの気持ち、これは恋だってことに。


11月30日。サイコマシン氏はボールを校舎裏に呼び出しているところを陽キャたちに見つかり、面白がって膝まで地面に埋められているところを警察が発見しました。
これについてサイコマシン氏は「オフサイド…ってとこかな」と、オフサイドについて知らないのに語っていました。

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