仕事 VS ライフワーク ?
そういえば、コーチングを学び始めた頃には、年度末で仕事がとても忙しくて残業続きで、とてもじゃないけど平日にコーチングの勉強をする時間なんて取れなかった。
そんなこともあって、「仕事に自分の時間を取られすぎる」と感じていて、「仕事時間=自分の自由時間を圧迫するもの」と言う感覚でとらえていた。だから、いかに仕事を早く切り上げて、自分がライフワークのために学ぶ時間を捻出するか、と考えていたし、そのせいもあって「仕事 VS ライフワーク」は、対立項だととらえていたのだ。
しかし、学びを深めていく中で、現在の仕事をしている自分も、コーチングを学んでいる自分も連続した「ひとりの自分」であって、時間軸だけで考えて、別々の自分であるかのように考えるのは不自然なように思えてきた。
実際に、スクールではコーチングを現業に生かそうとしている人や、現業と融合させながら新しい分野を切り拓こうとしている人、また現業をスッパリと辞めて新たな道を歩もうとしている人もいた。
私はスクールで何度か「仕事VSライフワーク」について、今後どうしていきたいのか、というコーチングも受けながら、それが徐々に対立項でなくなってきていることを感じていた。
私はこの春から、仕事の担当も多少変わり、業務として「イベント企画・広報・運営」に関わることも増えてきた。私はこの分野では経験が浅いので、経験豊富な同僚にノウハウを学びながら、100人やそれ以上の規模のオンラインやハイブリッドのイベントを取り仕切ることが増えてきた。
オンラインイベントというのは「準備が9割」と言われているように、企画に始まり、登壇者依頼、広報、打ち合わせ、リハーサルと数々の工程を積み重ね、本番に向けて抜け・漏れがないように組み立てていく。そしてその準備の工程の良し悪しで、たいてい本番の結果が決まってくるものだ。
そして考えてみれば、その業務すべてが、いま実は、ライフワークにしようとしている「コーチング」や「セミナー実施」にダイレクトな学びとなってきている。
また、仕事の支援の対象となっているベンチャー企業といえば、「志を持って成長しようとしている」まさに最前線の人たち。学ぼうとしている、何かを達成しようと考えている人の多いコーチングクライアントとも大変親和性が高いともいえる。
今年の春頃には、まだ「今の仕事は、私から時間を奪い、やりたいことを妨げるもの」だと思い込んでいた。だけど、いつ頃からだろう。私は両方の自分が分断されずに、ひとつに協力し合って、高みを目指したいと思うようになっていた。
そうしたら、それがだんだんと実際の業務にも反映されるようになり、イベントを担当することも増え、ライフワークとして進めたいコーチングやセミナー運営にも生かされるようになってきたと感じる。
そのことによって、自分の中での対立がなくなり、不自然な矛盾したような気持ちも薄れ、気分よく仕事にもコーチングにも取り組めるようになってきた。
そして、今月になってコーチングクラスの仲間を集めて3時間の勉強会も企画、主催することができた。レジュメを作ったのは実は前の晩、眠い目をこすりながらだったけれど、それを使って理論の復習をし、仲間とセッション練習やフィードバックをしあえたことによる学びは大きかった。
何より、自分で人に宣言して企画して実施すると、やらないといけない状況に追い込まれ、資料も作るので、否が応でも短時間で学びが身につくことになった。お尻に火がつかないと何もやらない自分のようなタイプにはぴったりの「強制執行的勉強法」だと思う。
これからも、このモチベーションを絶やさずに、仕事から学べること、コーチングから学べることを融合して、ライフワークに取り組んでいきたい。
ライフトラベルコーチング Miki
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