リョーマ!で知るテニスの王子様~絶対劇場で映画を見ろ~

<リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様のネタバレを含みます>


みんな!リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様を見たか??

えっ見てない?

絶対早く見た方が良い。映画は案外早く終わる油断せずに行こう。

テニプリあんまり知らないけど大丈夫?→大丈夫私もよく知らないから!

内容よく知らなくても面白いの?→そりゃあった方が面白いに決まってるが、我々にはもう時間が無い。今までテニスを知ろうとしなかった時間を悔い、先に進むしかない。はぁなんでこんな素敵ないい子達を私はよく知ろうとしなかったんだろ・・・。でもこの映画の面白さは内容どうこうと言った次元じゃない気がする。

そう、私はテニプリをよく知らない。
「お前が青学の柱になれ」までをアニメで見ただけなので青学メンバーと他校は不二くんの弟がいる聖ルドルフ、先輩がやる気の無い不動峰ぐらいしか分からない。
あと、コラボカフェでランダムにひいた比嘉中の人。
平井土凜

家に名前が分からない人のアクスタがあると友人に伝えたら怯えていた。

これだけの知識でも全然楽しめたから、テニプリよく知らんわという人も安心して劇場に足を運んで欲しい。繰り返し伝えるが我々には時間が無い。この映画は絶対劇場のバカでかいスクリーンで見た方が良い。

なんだぁ楽しい夢か・・・?ということの連続なので自宅で配信されたら見ようかな~ではなく、同じテニプリの映画を見に来ました~!という同士達と非日常の薄暗い空間で見るのが最上級に楽しめると思う。
何を言ってるか分からないと思うが、映画の特徴として3DCGという技術が使われており、通常のアニメより人物に肉感がある。その<リアルさ>と映画内で起こる<3D(現実)で起こるはずない有り得なさ>が、脳内で混在し、通電が起こったかのように「オモロ」が発生するというか・・・ごめん、本当に何言ってるかわかんないよね・・・。

劇中にリョーマが「ここはアメリカかもしれないし、そうではないのかもしれない」と情報量が0の電話を手塚にかけるシーンがあるのだが、そう我々も一緒、「これは中学テニス部の映画なのかもしれないし、そうではないのかもしれない」といった気持ちが芽生える。そんな映画だ。

以下、テニプリを知らない人のリョーマ!を見た感想です。

手塚の初めのご案内がかわいい。声が良すぎるが、中学生の部活のお仕事だ。
部長だからそういうの言う役目、自然と回ってくるのかな。
ミリしらオタクでも最後の「油断せずにいこう」にキャッキャッしてしまった。

予告編まったく見ずに行きましたが、話は本当にスッと入ってくる。
みんなが余計なこと話さない&一個一個の単語のパワーが強いから頭に残りやすいんでしょうね。あと、ミュージカル風が本当に生きてるなと思いました。リョーマも桜乃ちゃんも自分の気持ちをべらべら話す方じゃないから、内心面での補強という意味合いで教会のミュージカルシーンが本当に綺麗で好きだ・・・
あらすじ自体が強いから急にミュージカルが始まろうが、ダンスが始まろうが、ラップが始まろうが「お!やってんな~www」とならんのがリョーマ!の凄いところだと思いました。

あと、パフォーマンスの一貫としてテニスが護身術として完成しすぎている。
不良殺法からマフィアの足止めまで使用法は多岐に渡り、ラケットぶち込んで車のハンドル操作制御するところなんか完全にラケットを長物として扱っていて笑っちゃった。
シートベルトの必要性と運転席の後ろの席の安全性が実証された映画でした。みんなも車乗るときは後部座席でもシートベルトは必ずしような!

安全性で思い出しましたが、タカさんと乾どうしたの?
かなり重傷を負いながらランニングとダンスしてるのなんで?
後になって一緒に鑑賞していた友人に「不動峰と試合したからだよ~」と教えて貰いましたが、へぇ~不動峰と試合したからなんだ・・・としか言えなかったヨ・・・。
私は部活もの作品で中高生が怪我する描写を国が規制してほしいと思うぐらい苦手なのですが(頑張ってるのにかわいそうだから)、ここまで派手に「怪我してまっせ!」とアピってくれるとアレルギーが軽減されるように感じた。中高生の怪我は0か100にしてくれ。


「一番苦しいとき、お前ならリターンはどこに返す?」
おいおい!手塚部長めちゃくちゃかっこいいな!
そこからリョーマの「勝って道を切り開く、その方が楽しいじゃん!」そしてフル召喚シーン「世界を敵に回しても」

めちゃくちゃいい

テニプリを通ってない人間がこんなにも興奮するんだから、ファンの人はひとたまりも無くない?
リョーマ!を見たみんなが言ってるけど熱量がスゴい。自分が好きな作品がここまでしてくれたら本当に嬉しいと思う。なんで本当に私はテニスを通ってないんだろう・・・(ガチ凹み)

「タイムスリップして念願だった現役時代の親父とテニスする」
\\\\\\\\\\\\\最高最高最高最高////////////

越前リョーマ本当にかわいいな、エメラルドさんが「桜乃とリョーマどっちも欲しい」と言った意味がよく分かる(言ってない)
BOX席で八百長テニスを暴いたときの「まだまだだね」も「じゃあ借りは今返してよ」の顔が本当にかわいい。助けて欲しい。


映画の内容自体もすごく面白いのですが、本編終了後に流れる「シアター☆テニフェスpetit!」が自分の中にないはずなのにテニス部の青春の1ページとして再生されて二回目は泣いた。
今までぼんやりとテニプリの他校の人たちだ~という認識しかなかったものが、キャラソンと共に走馬燈のように見せられると一気に解像度が高まる。

特に刮目したのが比嘉中だ
前にも書いたが、私は比嘉中の名前の知らない人のアクスタを持っている。
金髪だし、なんか棒にソーキそば乗せてるし、方言を話すご当地キャラ的な扱いの学校だと勝手に想像していた。
だが、シアター☆テニフェスpetit!でその認識は覆された。
監督に怒声を浴びせられてなんか裸でキツい練習してるのである。
よくわからん、よく分からんが私が想像してたような「めんそ~れ~」と言いながら他校にソーキそばを振る舞うような奴らではないことは分かった。
そして私が持っている「名前を知らない人」の名前も分かった。平古場凜くん。比嘉中学の風紀委員で好きな映画は『逃亡者』だ。

あと、越前リョーガの顔が良すぎる。
リョーマに兄貴がいることはこの映画で初めて知ったのだが、越前家顔が良すぎる。あのすいません、越前リョーガが登場するのは新テニスの王子様からですか・・・?有識者・・・

シアター☆テニフェスpetit!本当にいい。
テニプリ全く知らん人でも「テニスの王子様」全体の人物をぼんやり掴めるし、ちょっと分かる人は「あぁ~この人がこの学校か~」という学習の仕方が出来るのでどの階層の人が見ても楽しめるコンテンツだと思う。
テニプリ初見の人に気をつけて欲しいのは様々なタイプの顔が良いテニスをする男が出てくるので絶対一人は王子様を見つけてしまうことだ。
もう交通事故だと思って諦めてください。越前リョーガ・・・


本当にリョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様を劇場で見た方が良い。
私の住んでいる近くの映画館は既に土日の上映回数をかなりしぼっていてdecideとgrory共に日に一回ずつである。
こんなに良い映画なのになんで・・・
私は上映終了まで見に行きます。


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