ジョジョ・最強スタンドランキング
アニメ化の影響もあり、今ではカルト的な人気すら得た名作漫画「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ。その中に登場する個人的なスタンドの強さランキングです。外伝やゲーム、あとまだ読めてない8部のスタンドは除外して、残りは完全に独断と偏見と好みです。異論はもちろん認めます。
15位 イエローテンパランス(3部)
【破壊力 - D / スピード - C / 持続力 - A / 射程距離 - E / 精密動作性 - E / 成長性 - D】
肉を食らって取り込む物質同化型のスタンドで、変装・防御・攻撃と応用性に富みます。本体のラバーソールが「弱点は無い」と豪語し、実際に全盛期の承太郎をもってしても正面突破は不可能でした。温度変化にも高い対応力を持つものの、本体ごと水に落ちるとスタンドを解除する必要があり、明確な弱点があることからこの順位にしました。
14位 レッド・ホット・チリペッパー(4部)
【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - A / 持続力 - A / 精密動作性 - C / 成長性 - A】
基礎の能力はスタープラチナやキッスと同じ上に電気を操り、同化する能力まで備えている強スタンド。
スタンドパワーも使用する電気量によって変動し、作中でもトップクラスのパワーを持つクレイジー・ダイヤモンドすら真正面から打ち破る場面もありました。
ただこちらもやはり海水等に落ちた場合に放電し、スタンドパワーが大きく消耗されること。加えて電気量の少ない場面ではパワーBスピードBのザ・ハンドにさえ劣勢だったことを考えると、最上位クラスでは無いと思うのでこの順位に。
13位 ウェザー・リポート(6部)
【破壊力 - A / スピード - B / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - A】
天候を操ると言った明らかな強能力。精密動作性Eのくせして30km離れた車にピンポイントで豪雨を降らしたり、毒カエルを降らしたり、オゾン層を操って太陽光の性質を変化させ、何故か人間や他の生物がカタツムリになるサブリミナル効果を持つ虹を作り出すと言ったイカれ具合。最早天候だけじゃなく大気を操るスタンドで、6部ラストでは使用者が違うものの、その能力を使ってプッチ神父を殺害しています。ですがスタンドの本体のパワーとしては微妙で、アニメでこそラストはラッシュだったものの、原作ではゆっくり潰すような感じでトドメを刺しており評価に難しいです。
12位 メタリカ(5部)
【破壊力:C / スピード:C / 射程距離:C / 持続力:A / 精密動作性:C / 成長性:C】
暗殺チームリーダーのリゾット・ネイロの磁力を操るスタンド。本体の体内に無数の群体型スタンドとして存在しており、地面や湧き水や相手の体内の血液などの鉄分を含む様々な場所から鉄分を引き寄せて操り、刃物等を作り出して攻撃します。加えてリゾット自身が鉄分を身にまとうことにより、景色と同化する(実質的な透明化)することも可能と中々に無法。体内から攻撃可能な為、身に纏うタイプのイエローテンパランスやホワイト・アルバムやオアシスでさえ完封可能。ただ射程が短い上に体内の刃物は普通に取り出し可能な為、完璧な無敵というわけではなく、作中でもドッピオに敗北しています。(正直この順位にいるのは自分がリゾットのバトルが好きなだけ感もある)
11位 キラークイーン(4部)
【破壊力 - A / スピード - B / 射程距離 - D / 持続力 - B / 精密動作性 - B / 成長性 - A】
4部ラスボスの吉良吉影のスタンド。爆弾能力が主の近距離スタンドで、吉良本人の性格も相待って数多の人間を惨殺しています。「触れたものなんでも爆弾に変える第一の爆弾」「自動追尾弾である第二の爆弾(シアーハートアタック)」「自身の正体を知った者を爆殺した挙句時を1時間巻き戻す第三の爆弾の能力(バイツァ・ダスト)」を持ち、矢ありきとはいえ作中でも有数の複数能力を持つ応用性に優れたスタンドです。戦闘の素人ながら主人公パーティに対して優位を取り続け、仗助や承太郎の主人公クラスにも重傷を与えました。
ただ本体の近接戦闘能力は控えめで、エコーズ・ACT3こそ真正面からボコったものの、スタープラチナやクレイジーダイヤモンド相手には圧倒され続けた点からこの順位に落ち着きました。8部にもキラークイーンは登場しますが、少し能力が異なりますが、それを説明するのはめんどくさいんで今回は割愛。
10位 キング・クリムゾン(5部)
【破壊力-A スピード-A 射程距離-E 持続力-E 精密動作性-? 成長性-?】
5部ラスボスのディアボロのスタンド。額にあるもう一つの顔「エピタフ」によって十数秒〜数十秒の未来を予見し、それに至るまでの時(過程)を「消し飛ばす」能力。このレベルになると余裕で実質的な複数スタンドを使ってくる。正直歴代ラスボスの中でもトップクラスに難解な能力で、個人的にはマラソン大会でゴールした結果だけが残り、その道中に起きた事象をすっ飛ばして、その間自分だけが好きに動ける的な物だと解釈しています。ただ能力を研究していたポルナレフには能力を看過されており、後者に至っては斬られると言った感じで最強では無いのかなと思います(ポルナレフがバカみたいに強いだけ)。また数十秒予見しても回避不可能な広範囲攻撃(グリーン・ディやパープル・ヘイズ)には実質的に対処不可能で、それらの観点から10位としました。
余談なんですけど、キンクリ自体のリアクションが他のスタンドと比べて明らかに豊富な上にスタンドで会話したりする点から実は自立型スタンドで、それが元の人格(ドッピオorディアボロorソリッド(?))に取り憑いたんじゃないかという考察は個人的に面白いなと思っていて、ジョジョの考察の中でもだいぶ好きな部類に入ります。
9位 グリーン・ディ(5部)
【破壊力 - A / スピード - C / 射程距離 - A / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - A】
自身より低い位置に存在する生物を無差別で侵食する殺人カビを放出し、その効果範囲も超広大。カビに侵食された生物からどんどん感染していく為、ほぼ無限大に感染していく恐ろしいスタンド。本体のチョコラータの医者由来の基本性能も高く、自分の体をメスで解体し、グリーン・ディのカビで筋肉や血管の切断面を包んで肉体を操り、不意打ちを仕掛けることに応用しているあたり本当に強い。その能力的に歴代ラスボスや主人公すら喰らうんじゃないかと長年議論されています。チョコラータ本人の性格と相棒のセッコも相まって主人公一行どころかローマの街に大きなダメージを与えました。
8位 クリーム(3部)
【破壊力-B スピード-B 射程距離-D 持続力-C 精密動作性-C 成長性-D】
口の中が暗黒空間につながっており、本体と自分以外の飲み込んだもの全てを粉微塵にしてしまう能力。作中では不意打ちながらアヴドゥルを瞬殺、ポルナレフとイギーを追い詰め後者を殺害。自身をスタンドの口内に入れる事で姿を完全に消し、実質的な無敵状態になる。ただ本人も外部からの情報を得ることが不可能で、そこを突かれてポルナレフに攻略されました。ただスタンドの破壊力は作中でも最強クラスであり、主人であるDIOすら殺せるレベルだと思います。
7位 クレイジー・ダイヤモンド(4部)
【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - D / 持続力 - B / 精密動作性 - B / 成長性 - C】
4部主人公仗助のスタンド。近距離パワー型のスタンドで、ラッシュの強さはあの承太郎(4部時点)さえ真正面から突破します。殴るスピードは仗助曰く時速300km。物語中盤で承太郎からベアリング弾やライフル弾による狙撃を教わったことにより、弾になるものがあればある程度遠くの敵も攻撃できるようになったことで遠距離攻撃も手に入れ、隙のないスタンドになりました。
やはり特筆すべきは「壊れたものを直す・生物の傷を治す」という能力。本体には適用されないものの、応用の幅がとても広く、最早治療や修繕以外の効果を発揮してました(アンジェロやエニグマへの攻撃、吉良への自動追尾弾など)。スピードもとんでもなく早く、作中終盤で爆破され、木っ端微塵になった川尻早人でさえ素早く蘇生するあたり本当にイカれた能力だと思います。
6位 ザ・ワールド(3部&7部)
【破壊力 - A / スピード - A / 持続力 - A / 射程 - C / 精密動作性 - B / 成長性 - B】
トップクラスの人気を誇るDIOのスタンド。スタープラチナと同等の近接戦闘を誇る上に射程も10mと破格の性能。加えて時間停止能力を数秒ながら持ち、エンヤ婆の「スタンドを操るということは出来て当然と思う精神力」を体現するかの如くスタンドを操り、最初は一瞬だった提示時間も最後には9秒まで伸びており、あのまま承太郎を倒してさえいればもっともっと伸びたであろうことを考えると末恐ろしくなります。
7部の並行世界から来たディエゴも同じ時間停止能力を持ちますが、こちらは5秒固定とちょいと控えめ。これは本体が人間か吸血鬼かの違いなのかなとも思います。
5位 D4C-ラブトレイン-(7部)
【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - A / 成長性 - C】
7部ラスボス(?)のヴァレンタイン大統領のスタンドであるD4Cに「聖人の遺体」が合わさって完成したスタンド。あくまで遺体の近くでしか発動しないものの、能力は無法そのもので、その空間(隙間)にいる大統領に対する攻撃は次元を超えてどこかに飛ばされ、不特定の災厄の形となって遠くの誰かが代わりに被ることになり、加えて大統領の攻撃で受けた傷はたとえかすり傷であろうと体を駆け巡って心臓や体の器官に登って来る為、致命傷になります。ただ作中ではそれ以上の無法スタンドに次元の壁を貫通され敗北しました。
4位 タスクACT4(7部)
【破壊力 - A / スピード - B / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - B / 成長性 - E】
7部主人公ジョニィ・ジョースターのスタンド、タスクの最終進化。無限の回転エネルギーを有した爪弾を発射する能力で、次元すら超越するこの爪弾を喰らったが最後、細胞1つ1つに無限の回転がかかり、やがて次元の彼方まで消し飛ばされるという明らかなオーバーキル状態になる程の攻撃力があります。次元の壁を越えようと追ってきたり、停止された時間でも動いたりと異常なまでの殺意で追ってくるこのスタンドですが、しっかりと人型のビジョンがあり普通にラッシュしてきます。挙句そのラッシュも喰らったら致死率100%の異常ラッシュなので、この位置に君臨するに相応しいスタンドだと思います。
3位 メイド・イン・ヘブン(6部)
【破壊力 - B / スピード - ∞(無限大) / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - C / 成長性 - A】
6部ラスボスのプッチ神父のスタンドの最終進化。
能力は時間の加速。作中では加速中の世界が描写されており、その速度は異常。最終的には宇宙の終焉まで時間が加速されるなど本当にスピードは無限大。停止された時間内でも動けないものの知覚はでき、実際承太郎を後手後手に回し、最終的にはエンポリオ以外の主人公一派を瞬殺しました。
ただスタンド自体は並程度のパワーしかなく、また他の人間よりも早く有害物質の影響を受けやすい特性もあり、それが原因でウェザー・リポートに敗北しているあたり、グリーン・ディなどにも相性負けしそう。ただやはり主人公パーティーを壊滅させた印象は強く、十分ランクインするだけの実力はあると思います。
2位 スタープラチナ(3部)
【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - A / 成長性 - A】
3部の主人公の空条承太郎のスタンド。精密性・パワー・スピードのどれをとっても作中最上位クラスで、本人の頭のキレも相まって強敵揃いの3部の敵キャラをほとんどを再起不能にしています。射程こそ2mと短小なものの、投擲能力を活かしての遠距離攻撃や、流星指刺(スターフィンガー)などで補っています。挙句ラストのDIO戦では時間停止能力を会得。最終的には5秒まで止めれるようになっています。3部時点のスタープラチナはそれこそ無敵に近く、18歳の精神も相まってダイヤと同じ硬さの歯をボロボロに殴り壊したり、スタンドで宙に浮いたりと色々とやりたい放題でした。
ただそんな承太郎も4部.6部と年齢を重ねるにつれて落ち着くと共に精神的にも前ほどの無敵ではなくなり、気付けば流星指刺もなくなり、4部ではシアーハートアタックの硬さに対して「プライドが折れそうだ」と発言したり、6部では「停止時間が5秒は短すぎる…」と感じたりと衰えが顕著でした。ですがそんな6部でも最後に徐倫を見捨てればプッチ神父を倒せてた(それが勝ちかどうかは置いといて)でしょうから、やはり最強クラスのスタンドだと思います。
1位 ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム(5部)
【破壊力 -なし/スピード-なし/ 射程距離-なし/持続力-なし/精密動作性-なし/成長性-なし】
5部主人公のジョルノ・ジョバーナのスタンド、ゴールド・エクスペリエンスが矢によって貫かれたことで発現したスタンド。基礎能力の「なし(=測定不能)」が表す通り、完全に規格外のスタンドです。元のGEの能力が強化された上に、攻撃してくる相手の「動作や意思の力をゼロに戻す」という能力が加わり、これによってジョルノへの攻撃や使用された能力などの干渉が無効化されます。作中ではキング・クリムゾンやエピタフによって予見されたジョルノの死でさえ無効化されました。更にGERに殴られた者は「死んだ」ことすらも「ゼロ」に戻されてしまう状態に陥り、死ぬ運命は確定しているのに、その結末に到達できず、死の瞬間に再び死の直前まで向かい確実に死を迎え、また死の直前に戻って死ぬ...を永遠に繰り返し、何度でも無限に死に続けることになります。これによってディアボロは無限に死に続けて5部は終わりました(チンピラに刺殺→生きたまま司法解剖→車に轢き殺される→...)
個人的に絶対に殺すタスクACT4と、無かったことにするGERがかち合ったらどうなるのかは気になりますが、ゲーム等で再現しようとしても不可能なので妄想に留めときます。