北風母さんが太陽母さんになるメリット
昨日の夕方、仕事から帰宅した私はキッチンで夕飯作りをしていた。
夕飯作りと言っても毎週水曜日は生協のミールキットなのでフライパンで炒めるだけの作業だ。
するとテレビを観ていた小5ボーイがノソノソ歩いてきて『手伝おうか?』と言ってきた。
自ら!!!
てつだおうか!!!
だから昨日はお手伝い記念日。
普段は私が不機嫌に『ねぇ手伝ってよ』と鬼の形相で言ってから渋々来るボーイが、
何も言ってないのに自分から来るなんて!!!
(私がフライパンを置く音が大きかったのかしら…)
いつもの私は、手伝って当然だこの野郎むしろ遅え!という態度だけど、
自分から言ってくれたことが嬉しくて久しぶりに高い声でありがとう!!と言ってキッチンでハグした。
ボーイは説明してくれた。
『自分の意思も、ちゃんとあるけど、
家庭科の宿題で家の手伝いをするって言われたから、料理を手伝おうと思ってたんだよね。
あとは洗い物もする。』
自分の意思であることをちゃんと強調するところが
日々の私の主張をちゃんと汲み取ってくれているように感じた。
学校教育にこんなに感動したことはない。
先生ありがとう。
何より良かったのは私がすごく嬉しそうにありがとうが言えたことだ。
いつもなら当然だこの野郎バカ野郎精神が勝って、
あんまり嬉しそうにとか、感謝!!っていう感情が出せない…。
北風ピューピューの私が、太陽サンサンになった。
そうするとボーイもなんだかイキイキして来て、
楽しそうにキッチンにいて、2人の会話が増えて、
そういえば学校でこんなことがあったとか話してくれて、
いつものシーーーンとした夕ご飯とは違う、賑やかで明るい時間になった。
これが通常の家庭なのか!!
ボーイが反抗期に突入する前に、こういう時間を増やしておけば、
大人になったときにきっと生きるだろうなと思った。
北風母さんも、太陽母さんもどちらも私だけど、
昨日の自分は結構好きだなと思った。
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