「母とは、世界で一番料理がうまい」を書き換えてみた
親子の愛をテーマにした泣かせるCMって世界共通で多いじゃないですか。
あの類は結構好きで、ちょっと長編のやつも見ちゃうんですけど、
もれなく涙がポロポロ出て、素敵だな~って感動しちゃってるんですけど、
以前に書いたダーズリー夫妻を通して体感したパラダイムシフトほどではないですが
自分が『母』という役割を担ってから見え方が変わったという話です。
とあるインフラ会社のCMを拝見しまして、
息子目線の母親の見え方なんですけど、
恰幅のいい母ちゃんへの愚痴でもあり、感謝でもあり、尊敬でもあり、いろんな感情がナレーションとなって続いて、最後がこれ。
『母とは、世界で一番料理がうまい』
はい素敵!
そりゃそうだよね!
母ちゃんの料理食べて大きくなったもんね!
でも私はこの言葉を聞くと胸がチクチクする。
なぜかって?
ここである日の夕ご飯中に息子(ボーイ)が言い放ったセリフどーーん!!
「正直ね、お父さんの方が料理上手だと思う」
30歳までバリキャリ&パリピとして人生を謳歌して初婚でシングルファーザーと結婚していきなり小学生男子の母になって基本毎日ご飯作り続けて4年目にこれを言われた私の反応がこちら!
「言っていいことと、悪いことが、わからないのー!!!!!!!」
泣き叫ぶってなかなかこの平和な日本では少ないと思うんですけど、この日はまさに、デフォルメなく泣きながら叫んでました。
それ言ってどうしたいの?
思うのは自由だよ、でもそれ言われた人の気持ち考えたことあんの?
傷つけたいわけ?
傷つけたい目的でもないなら言わなくていいよね?
そういうただの感想が人を傷つけるってこと覚えておいて!!!!
わかった?!?!
と泣きながら訴えて、ボーイもわかったと言ってました。
まぁ悲しかったんですね、私なりに頑張ってたんですけど、正直な感想言われて、、
そして再び、自分の理想のお母さん像とのギャップに悔しさもあって、、
事実、旦那さんの作る料理は美味しいですよ。
時間かけて、丁寧に作りますもの。
私は大雑把だしそんなに料理が得意ではないですけど、スピード重視で一生懸命作ってますよ。
私が言いたいのはね、こんな貴重な体験を通して思うことは
自分も含めてですけど、
世の中、お母さん像決めつけすぎじゃね?って。
いろんなパターンあっていいよね?
ということで我が家のボーイ目線ver.を勝手に制作してみた。
母とは、ノックをしない
勝手に着る服を決めてくる
夕飯に文句を言うと15倍で返される
チャンネル争いには勝てない
ものすごく不機嫌な日がある
と思っていたらご機嫌な日もある
知らぬ間に家のルールが出来ている
想いは言葉にしないと伝わらない
スリッパの足音で怒っているのがわかる
花を買って帰るとびっくりするぐらい喜ぶ
プレゼントを渡すと小躍りし始める
汚れた服でソファに座ると発狂する
僕の話を一生懸命聞いてくれる
慣れない家事を頑張ってるときもある
朝起きるとのんびりスキンケアしている
夜は誰よりも早く風呂に入って寝る準備している
自分自身のことを大切にしている
家族のことも大切にしている
そして、そんなお母さんとハグをすると元気になる
これは、、、このままCM作りたい…!!
理想の自分、理想の親、なんでもあり。