かずのしん 入籍致しました!
2018年8月29日に性別適合手術を完了し
2019年1月11日をもって戸籍の性別を男性に変更。
そんな僕、前田かずのしんは本日
2020年8月25日 かねてからお付き合いさせていただいていた女性と入籍いたしました!!!
僕がずっと目標にしていたことのひとつ
「男性として女性と結婚する」
実現することができました!!!
僕を夫にしてくれた妻には、心から感謝しています。
本当にありがとう!!!
今思えば僕が性別適合手術を受けた2018年は、僕にとって身体的な変化はもちろん、周囲の環境、人間関係などあらゆることにおいて、良い意味でも悪い意味でも本当に激動の年だったように思います。
そして、そんな2018年に出会ったのが、今日をもって僕の妻となってくれた人です。
僕の中で様々なことが変化し、不安定になってしまうこともあったその年に、彼女と出会い、会う毎にその優しさや思いやり、笑顔に触れ、すごくあたたかな気持ちになれたのを覚えています。
妻といると、僕はなんだか不思議な感覚に陥ることがあります。
それは、なんというか、、、
「僕は″普通の男″だ」
とごく自然に思えてしまうんです。
と言っても、ピンとこないですよね??笑
感覚的なことなので、僕も言葉にするのが難しいです。。。
なんというか…
僕は性同一性障害であって、生まれてからこれまで自分の思う性別「性自認」と「身体的な性別」が一致しないことに違和感や嫌悪感、もどかしさを抱えて生きてきました。
そこで、男性ホルモン投与、性別適合手術、戸籍変更を経て、僕は「自分の本来あるべき性別」を手に入れたのですが、、、
やはり、生まれつき心も身体も男性である「普通の男」とは違います。
性別適合手術を受けても、普通の男性と完全に同じ身体が手に入ることはありません。
男になっても、元女性という事実は変えられません。
しかし、妻といるとなぜか
「僕は生まれてからずっと男だ」
と自然に思えるんです。
確かに「気持ち」は生まれてからずっと男なんですけど、身体は女だし、とか、それを咎める要因がありすぎて、これまでは自然にそう思うことが出来なかった、、、
なのに、元女性だという過去が、まるで魔法のように消えた感覚に陥ることがあるんですよね。
当たり前に男でいられる、というか…
それでいて、日常会話には彼女が僕をオニイイジりする場面もあるし、僕がオニイであることを自虐する場面もしょっちゅうなんですがwww
妻にとって、「僕が元女性だ」という事実は、「僕が昔太っていた」という事実と、さほど変わらない感覚なのかもしれません。きっと笑
「特別なこと」ではなく、あたかも「よくあること」かのように思えるほど、妻は当たり前に僕の人生を受け入れてくれてるんですよね。
あ、あとよく
「手術して戸籍変えて結婚してスゴいなぁ!」
と言われることがあります。
でもそれは僕にとって、それが当たり前の人生だったからそうしただけなんです。
皆さんがそれぞれ色んな人生を歩まれてるように、皆さんが皆さんの人生を歩む上でやっていること、やってきたことと同じような感覚なんです。
それぞれレールが違うだけで、僕から見たら皆さんだってスゴい人生を送ってます!
だから僕はこれからも、「自分にとっての当たり前の人生」を信念を持って全力で歩んでいきたいと思います!
最後に。
娘から息子になった僕を、受け入れ、支えてくれた父さん母さん、家族のみんな、本当にありがとう!!!
長男として、幸せで素敵な家庭を築いていきます!!!
そして、改めて僕と結婚してくれた妻、結婚を笑顔で受け入れてくれたご親族の皆様、心から感謝しています。
全力で幸せにします!!!
p.s
先程相方の石本からお祝いが届きました。
かずのしん ではなく、本名なのはまぁ良いとして
なんで平仮名なんだよ。
ちなみに妻の名前は、あだ名で届きました。
なんでだよ!ありがとな!
ではでは。
コロナ禍でこれまでと違う日常が続きますが、皆様、どうかご自愛くださいませ。