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倉敷→直島→岡山 ひとり旅⑥ 家プロジェクト午後を使って全部観ることができました
2024年5月下旬、2泊3日で岡山方面へ一人旅をして来ました。
今回は2日目に訪れた直島の家プロジェクトについてのnoteです。
旅の行程はこんな感じです↓
【1日目】
大原美術館
【2日目】
直島
・訪れた順番のメモ
パビリオン→赤いかぼちゃ→朝ごはん→地中の庭→ベネッセハウス→黄色いかぼちゃ→ヴァレーギャラリー→地中美術館→もうひとつの再生(大きなゴミ箱)→お昼ごはん→駐輪場→角屋→護王神社→碁会所→石橋→ANDO MUSEUM→南寺→はいしゃ→夜ごはん
【3日目】
岡山市立オリエント美術館
家プロジェクト、できれば3つは見たいなと思っていたのですが、
結局、7ヶ所訪れることができました。
まず、チケットが必要ということで、
本村ラウンジ&アーカイブに向かいます
どういうわけか、駐輪場にたどり着いてしまいました^^;
方向音痴だと思ってなかったので、自分でびっくりしました。
地図の通り進んできたのに。
けれど、道に迷ってこんなアートに出会えるとはラッキーです。
直島、ほんとにどこにでもアートがありますね。
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地図を再確認。
普通に方向音痴でした^^;
本村ラウンジ&アーカイブに到着すると、
「家プロジェクト共通チケット」を勧められました。
6ヶ所周って1,050円です。
スタッフさんに相談すると、「大丈夫、周れます」とのこと。
直島の方々皆さん、本当に私の背中をよく押してくれます
せっかくなので、南寺も観ていくことに。
(南寺は鑑賞時間が指定されます。お昼過ぎの段階で15時50分スタートでした。そこから約15分の鑑賞時間になるとのことです)
本当は16時35分のフェリーで帰ってゆっくりしようと思っていたのですが、1時間遅らせることにしました。
レンタサイクルさんにも一応連絡。16時に電チャリを返す予定だったので。
本村エリアはそれぞれのプロジェクトが歩いていける距離にあるのも良かったです↓
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角屋
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築20年の家屋を改修してあるそうです。水の中にあるカラフルなカウンターは、島民の皆さんそれぞれの手で決められたスピードで動いているそう。
時を刻むって、時計に決められた長さじゃなくてもいいんですよね。
自分のペースってありますよね。
日本の家屋の中にこんな空間があるのが不思議でした。
ゆっくり、眺めていたい気分でした。
護王神社
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簡素ながら、とても威厳のある雰囲気
杉本博司「護王神社」
家プロジェクトのことを知り、いちばん行きたかった場所です。
やっぱり、知らぬ土地からお邪魔している私。
ご挨拶させていただきたいなぁと思っていました。
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何とも幻想的な空間でした
神社の神様が人間が行うアートという行為を、とても穏やかに受け入れてくださったのだろうと思わずにはいられませんでした。
碁会所
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須田悦弘「碁会所」
外国人観光客が多いため、こちらのスタッフの方は終始英語で話されていました。
「このアートは何でできていると思う?」
というクイズを出していたのですが、
私も一緒にいた外国人観光客の人もなかなか正解できませんでした^^;
正解はここに書かない方がいいかなと思うので、ぜひ確かめに行って欲しいです。ヒントは彫刻です。
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さて、ここからは少し歩きます
石橋
歩いていると至るところにアートを発見。
とても楽しいですね。
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猫ちゃんにも会いました。
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石橋では千住博(この名前なら私も聞いたことがあります!)の作品が展示されていました。
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高いところの窓をほんの10センチ開けただけの外光に照らされるこの作品。
圧倒されてしまいました。
スタッフの方から、あの10センチはアーティストから直接お願いされていると聞きました。
外に出ると、奥にも行けそうだったので行ってみると、そこはトイレでした。私の後に付いて来た外国人と目で笑い合いあいました。
こういうコミュニケーションが直島では多々あり、密かに楽しんでおりました。
アートを通じて、気持ちも通じてる感じが心地良かったです。
さて、来た道を戻ります。
ANDO MUSEUSM
こちらは入館料が別途520円かかりました。
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コンクリート造ですごく計算されて造られていそうでした。
外観からは想像もつかなかったのですが、地下に空間が広がっていたのでしょうか。
地中美術館の時と同じように、いつの間にか地下に連れて行かれてたような気がします。
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中には安藤氏が出がけた教会の模型があり、ぜひいつか行ってみたいと思いました。
それから、安藤氏とこの直島のあゆみ、歴史がわかる展示もされていてとても興味深かったです。
南寺
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ジェームズ・タレル 安藤忠雄(設計)
あまり多くはここに書かない方がいいと思うのですが、
家プロジェクトの中で、いちばん感動した場所でした。
諦めずに、ここまで来て良かったと思いました。
私たち人間の身体も「自然と共生」という言葉の「自然」の一部だったことを思い出させてくれました。
「自然」の一部である私たちの身体の本来の力を発揮できるように、ジェームズ・タレルが導いてくれたように感じました。
そして、それがとても楽しかったです。
はいしゃ
最後の家プロジェクトです。
ここまでは電チャリで来ました。外に駐輪場もあります。
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鹿の大きな角もあります
大竹伸朗「はいしゃ」
ここがいちばんザ、アートという感じでした。
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周りのピンクは歯茎らしいです
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スタッフの方に「鹿の写真が多いよ」と言われました。
鹿→しか→歯科
⁉️
ダジャレ?
アートは分かりませんね〜^^;
宇野港に向けて電チャリでゆっくり走る
「はいしゃ」を出発して、フェリー乗り場に向けて電チャリを走らせます。
40代という年齢も考え、かなり安全運転。お先にどうぞ〜
何人もの外国人観光客に抜かされました^^;
無事、転車を返却。
フェリー乗り場へ
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直島ありがとう
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島に宿泊される方もたくさんいるんだろうな
さて、宇野港に着くと、腹の虫がグーグー大暴れでした。
宿のオーナーさんに教えてもらった居酒屋へ
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本日最初のお客さんが私だったようです。
お店の方が気さくに話しかけてくれました。
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お刺身がとてもおいしかった
帆立大好きです
そして、しばらく美味しい料理を楽しんでいると、出会いがありました。
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アメリカ、オレゴン州、ポートランドから
いらしていた素敵なご夫婦と
アメリカ人ご夫婦の注文を助けながら、お二人の日本に関する素朴な疑問(なぜ刺青のある人は温泉に入れないの?この料理は何でできてるの?あなたの好きな美術館は?など)に答えたりして、楽しい晩ご飯となりました。
値段もお手頃でとてもアットホームな雰囲気の居酒屋さんでした。
帰り際に、「今度は大塚美術館に行くときに、またおいで!」
とおかみさんに声をかけてもらって、こんな嬉しいことない!ぜひ!と心の中でバンザイしました。
人とコミュニケーション取るの苦手ですが、この時はうまくできてよかったです。(確実にお酒のチカラがそこにはありました苦笑)
ありがとうございました。
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そして、この日は次の日に向けて早めに宿に戻り、ゆっくり休みました。
次は最終日の岡山市立オリエント美術館についてnoteを書きます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。