倉敷→直島→岡山 ひとり旅⑦ 岡山市立オリエント美術館で古代の香りに酔いしれる
2024年5月下旬、2泊3日で岡山方面へ一人旅をして来ました。
今回は最終日に訪れた岡山市立オリエント美術館についてのnoteです。
没薬や乳香の香りを初めて体験したり、トルコ式コーヒー占いをやってみたり、期待以上で大満足した訪問となりました。
岡山駅の観光案内所で手に入れて欲しいコレ!
岡山駅に着いてまずは大きな荷物をロッカーに預けます。
そして振り向くとそこにあるのが観光案内所。
事前に美術館までの道は確認しておいたのですが、一応スタッフの方に聞いておこうと思い立ち寄ってみました。
すると、路面電車で行く方が良いと教えてくれました。
やはり観光案内所、活用した方がいいですね。
地元の方が知ってる情報って本当に助かります。
そして、絶対ここでゲットして欲しいのがコレ!
何も知らずに言われるがままこのマップをいただいたのですが、コレにはいろんな施設の割引券が付いています。
ただでさえお安いオリエント美術館の入館料ですが(大人310円)、この割引券で250円で入館できました!
さて、早速路面電車の乗車ホームを探します。路面電車なんてあまり乗ったことなくてドキドキです。
幼稚園の子たちが遠足でしょうか、先生たちに連れられて電車の中、揺られていました。
路面電車は後ろのドアから乗ることができます。けれど、降りる時は前方のドアから降りなければいけないみたいで、後ろの方でゆったりしていた私は焦りました^^;
でも、変な汗かいて焦ってる私を、乗っていた皆さん、親切に通してくれたのでホッとしました。
さて、路面電車を降りたら案内板に従って歩きます。
地下の広場も綺麗で楽しめました。
たどり着きましたー!
香りを纏うのが中世イラクでのおしゃれ
館内に入ると、まずは映像の展示があります。
この美術館に来るのを本当に楽しみにしていた私は、最終日のこの日はこちらに入り浸ろうと決心していました。
なので、展示されていた映像も全部見て来ました笑
所々に解説が展示してあり、しかもとても分かりやすかったです。
面白かったのが、中世イラクでのおしゃれ。
乳香や没薬の香りを衣服に移して楽しんでいたようです。
その展示のそばには乳香水とバラ水のスプレーが置かれていて、
実際に香りを楽しむことができました。
乳香はシバの女王がソロモン王にプレゼントした香り。
バラ水はクレオパトラが纏っていたダマスクローズというバラだそう。
そんなことを思いながら楽しむ香りは、平民の私には特別感が半端なく、思いっきり吸い込んできました笑
有翼の精霊が持つバケツの中身は香り水
そして、こちらの美術館のロゴにもなっているアッシリアのレリーフにも会ってきました。
有翼の精霊です。
右手にはぶどうを、左手にはバケツを持っているとのこと。
このバケツの中身は良い香りのする水だそうです。
このレリーフは前800年代後半のものらしいので、古代の人たちも香りを宗教や儀式に使っていたんだなぁとちょっと思いを馳せたりしてみました。
トイレ、コーヒー、香りのスプレー 館内の至る所で楽しめるオリエント美術館
オリエント美術館の楽しいところは展示室だけではありませんでした。
絶対にトイレに行ってください。
トイレに行くと、↓
手を洗いながらまじまじと観てしまいました。
それからイブリクという喫茶室にも行ってください。
そこでいただけるチーズケーキとコーヒー↓
チーズケーキは甘さ控えめで私好みでした。ずっと変わらないレシピで作っているそうです。
そして、このコーヒーが絶品!
アラビックコーヒーというらしいのですが、
カルダモンが入っています。
甘さは強めですが、カルダモンの香りと相性が良くて、とーっても美味しい。ここでも香りに酔いしれて来ました。
そして、最後にはトルコ式の占いができます。
私もやってみます
結果
「直感を過信せず、結論を急がずじっくりと考える」
だそうです。
お店が方から、「中吉くらいよ、大丈夫」と励まされました。
ありがとうございます。
最後に売店で、
勤務先の美術館の学芸員さん(古代エジプトやメソポタミアが大好き)にエジプトのスカラベ(フンコロガシをモチーフにした護符)を購入しました。
売店もいろんなもの(ニッチなものたち)がたくさん置いてあり、めちゃくちゃ楽しかったです。
また行きたい美術館
私が訪れた日には小企画展「オリエントの植物表現」がやっており、スコットランドのペイズリー柄の元になったボテ文様などを観ることができました。それも発見でした。
9月14日から「ガラスの想像力ー色彩と煌めきの4000年ー」という特別展も開催されるようです。行きたいですね〜!
これで私の倉敷→直島→岡山ひとり旅は終了です。
岡山市立オリエント美術館がそのフィナーレを飾るのにふさわしい美術館でした。時間を気にせず、ゆっくりを観て廻ることができたのも良かったです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またnote書きます。