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留学先で爆発した日本食への執着
日本にいる頃、苦手なものや見た目が好みじゃないものは絶対に食べなかった娘。
留学を目指していた頃は、数少ない好物の「切り干し大根」と「高野豆腐」を頼りに、毎日のカルシウムの吸収に励んでいたのを思い出す。
ところがドイツに行ってからは、日本食への執着が爆発。
日本から持って行った細かくカットされた高野豆腐だけでは満足できず、なんと切り干し大根を自作し始めた。
ドイツで靴下を干すかのように大根を吊るす姿。どんな光景だよ!?
ドイツでできた友人も、一瞬「現代アート?」と戸惑ったことだろう。
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その姿は笑えるが、彼女の日本食愛はそれだけじゃ止まらない。
なんと、納豆を自作。
材料は、ドイツで手軽に手に入るひよこ豆。
タネ菌は、アジアンスーパーで買った3パック500円の納豆から繁殖させたという。
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納豆愛がすごい。
娘、日本にいる頃は絶対に納豆なんて食べようともしなかったのに、留学した途端にこれだよ。
日本じゃ見せなかった情熱、なぜドイツで発揮する?
さらに味噌。最初はインスタントのお味噌汁を持参していたが、フリーズドライのパウダー状になった味噌の存在を知り、次からは帰国するたびにパウダー味噌を持って行くようになった。軽いし保存も効くし、なかなか便利らしい。
味噌は流石に手作りとは行かないが、
「帰国のたびに味噌粉を仕入れる人」という独特すぎるライフスタイルが完成。
日本にいた頃にこれくらい体にいいものも食べてくれていたら、こっちの苦労も半分くらいで済んだんじゃないか?
成長期からちゃんと食べてくれていたら、もっと楽だったのに。
そんなことを考える今日この頃である。
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