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オーデション前夜の履歴書ハード問題
夜中3:57。
翌日のオーデション会場近くに宿泊している娘からLINEが飛んできた。
娘:
「明日のオーディション、履歴書のコピー持ってこいって書いてあったのに、今日再確認したら『ハードコピー』って書いてある!
急にハードコピーって何なの!? 硬い紙!?えーんどーしよう!」
母、焦る。
え、いやいやいやいや、「ハードコピー」って、そういう意味!?
ペラペラの普通紙じゃダメってこと?
履歴書って普通A4の紙じゃん?
厚紙?いやでも厚紙って、書類感なくなるよね?
母:
「…そうだ!その履歴書、厚紙に貼ればっ!」
母、唐突な発明。
しかし、娘からすぐに返信が。
娘:「そんな時間ないよ!明日朝10時から!今こっち夜!お店どこも空いてない!」
ですよねー!!!
母:「もう、クリアファイルごと出したら?」
娘:「うん、仕方ないよね、それごと出してみるわ」
そもそも「ハードコピー」って何!?
硬い紙にプリントアウトするのって海外では普通なの!?
その辺の店で硬い紙に印刷してくれるの!?
ちょっと、おかしくない?
疑問が止まらなくなり、ChatGPTに聞いてみた。
「ハードコピーとは、電子ファイルではなく、印刷された履歴書のことです」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
ハード(物理)ってことかーーーー!!!!
ハード(硬い)じゃなかった!!!!
つまり、普通にプリントアウトした履歴書のことじゃん!!!
そういえば、「ハード」には「一生懸命」って意味もあるよね!?
そう考えたら、
「ハードコピー=頑張って印刷した履歴書」
って解釈もできたじゃん!!
むしろそっちで考えればよかった!!
「硬い紙」じゃなくて「一生懸命プリントアウトした履歴書」!!!
それなら「カラープリントにしてみました!」とか、
「余白にちょっと手書きで補足入れました!」とか、
そういう方向で頑張れたのに!!!
なのに私は、厚紙に履歴書をのりで貼って、「ガッチガチの履歴書」持って行かせるところだった。
危うく、フリップ芸人のようにフリップを持って挑む娘を想像してしまった。
それはちょっと面白い。
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いや、間に合ってよかったけど、この勘違い、恥ずかしすぎる。
英語、むずい。
でも、娘は今日も元気にオーディションを受けています。
母は学びました。
「ハードコピーは、硬くなくていい」
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