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【バレエ留学】CVにスペイン語?ヨーロッパ留学の嬉しい誤算

今年、留学して4年目の娘が就活に向けて動き出した。
「CV(履歴書)見て」と渡されたファイルをみると、
言語スキルの欄で、思わず目が止まる。

Japanese, English (all fluent)
Spanish, German (basic)

え? ドイツ語は少し学んでいると聞いてたけど、スペイン語?
「ドイツ語は前の学校だよね。で、スペイン語って?」
「仲のいい友達がスペイン人でね。いろいろ教えてもらったり、アプリでも勉強して、けっこう話せるよ!」

いやいや、「けっこう」ってどの程度?
「面接で質問されても答えられるの?」と聞くと、「まぁ、大丈夫でしょ!」とあっけらかんとしている。
これ、本当に大丈夫なのか。

それにしても、娘がこんなに多言語に触れることになるなんて、正直思っていなかった。

思い返せば、留学先を決めるとき、娘は迷わず「ヨーロッパがいい」と言っていた。
一方で、私は英語圏を希望していた。どうせなら英語をしっかり習得できる方が、将来役立つと思ったからだ。

でも、結果的に娘の希望するヨーロッパの学校を選んで本当に良かった。
学校では英語がメインだったものの、ドイツ語やフランス語、スペイン語、イタリア語など、さまざまな言語に触れる機会があった。
さらに、友人たちとの日常会話を通じて、自然といくつかの言葉を覚えたらしい。
教科書で学ぶよりも、生活の中で「これってどう言うの?」と聞き合いながら覚えるほうがずっと早いみたいだ。

振り返ると、当時の私は英語圏にこだわってたけど、そんなことは関係なかった。
どんな環境でも、その場を活かせるかは本人次第だ。
娘は自分で選んだヨーロッパ留学を、ちゃんと自分のものにしている。

こういうのを、きっと「嬉しい誤算」と言うのだろう。

……とはいえ、言語スキル欄の「basic」の部分がちょっと怪しい気がするけど、それも含めて彼女らしい。
まあ、採用審査はバレエがメインだから、たぶん大丈夫。
いや、大丈夫だと思いたい。
まぁ、面接では自分でなんとかするだろう。いや、してくれ。


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