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娘がうっかりバレエを始めてとっとと留学してしまったのだが

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バレエに疎い親のもとで、娘がうっかりバレエを習い始め、中学卒業したらとっとと留学してしまったので、どうしてこうなったかを振り返ろうと思う。
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2022年2月の記事一覧

バレエ教室に移ってから知った隠れた出費と時間 1

娘はバレエクラスで最年少ながらも、1歳年上のお姉さんたちと仲良くなり、彼女たちに追いつこうと必死だった。 その日のレッスンを家でおさらいし、さらに次のレッスン前にもおさらいして臨む徹底ぶり。 上に兄がいる「下の子あるある」で要領がよく、保育園でもしっかり者に見られていた娘。 さらに意識高くレッスンを受けていたからか、発表会やレベル分けでは一つ上のクラスの子たちと同じグループに選ばれるようになった。 小さい子にとって1歳差は大きい。 追いつくのは大変だけど、それでも「同じレ

バレエ教室に移ってから知った隠れた出費と時間2

先生の教室へ移ってから、月、木、土の週3回通うことになった。 隣の駅まで、仲の良い子たちと一緒に電車に乗って通う。 それをきっかけに、最低限の連絡が取れるように見守りケータイを持たせた。 小学校1〜2年生の子が、夕方から夜にかけて隣の駅まで。 学校が終わってから帰宅し、そこからレッスンへ向かう流れだ。 こういうスケジュールだと、ごはんを食べる余裕がなくなるので、夕飯は駅へ送る車中で食べさせた。 それでもバレエがしたくてしたくてたまらない娘はご機嫌。 この生活は、夏はい

バレエを習って良かったこと1

費用の不安ばかり先に書いてしまったが、それよりも何より、楽しそうに夢中になっている娘を見ているのは本当にうれしくて、親としては全力で応援したいという気持ちになるのは必然。 (それが故に、先の費用が心配だったのだが笑) バレエ教室では、お姉さんたちが小さい子の面倒を見る。 これは、しきたりというか自然な流れというか。 普段の教室のルールや、レッスン前後の掃除や準備などを教えるのは、ちょっと上の年齢のお姉さんたち。 発表会の時には、小さいクラスの子たちに高学年のお姉さんがそれぞ

バレエを習って良かったこと2〜学校以外の居場所

もともと、私は、小学校の他にも居場所やコミュニティのようなものが子供たちにできればいいなと思っていた。 毎日通って、長時間同じ空間いる「学校」という場所だけでは、居心地の悪さを感じる時期は多かれ少なかれ出てくるだろう。 そんな時に、逃げ場や息抜きの場所があるといいなと思っていた。 だから、年中や年長くらいになって子供が興味を持ったり、「これをやってみたい」と言い出したらすぐに動いて、好きなことや楽しく続けられることを見つけてあげたいと思っていた。 娘は、いきなり習いたいと

トドメのトウシューズデビュー 沼まっしぐら

バレエを習い始めて、一番最初の夢となるのはトウシューズかもしれない。 フリフリフワフワがついたレオタードに憧れてバレエを始め、少し年上の優しいお姉さんたちに憧れ、そのステキなお姉さんのようにトウシューズを履きたい! 見事なまでに自然な流れである。 トウシューズを履くには、週に3回以上のレッスンに通うことが必要という決まりがあった。当然、早くトウシューズを履きたい子たちは、週に3〜4回のレッスンに通い始める。 それに比例して月謝もいわずもがな。 そして、先生からOKが出ると