東京の不思議な夜の話。 ミナミ2
↓前回の話はこちら↓
サウナ アンド カプセルイン ミナミに行くことにした。
友人が最後まで送ってくれて目の前まで来ることができた。
実際に見てみると、なるほど。これは昔ながらのカプセルホテル。
ネオンっぽい看板が煌々と東京の薄明るい夜の景色の中光っている。
これはいい。なんか、いいサウナの予感。
マニアックなスポットの匂いがする。
確かに、時間も合間ってなぜか看板が光り続けるだけで人気がないように思た。
カプセルホテルの目の前に立つとサ道のポスター。
一気にやってくる安堵感。そして、これはあたりだ。
いいサウナに入って今日は寝れるとテンションが上がる。
そこで友達にお礼を言ってカプセルホテルの中に。
フロントにはおねいさんが1人だけ。料金や仕組みのことを丁寧に説明してくれた。どうやら寝床等は2階にあるらしいので階段で登って行く。
階段だけの他にもエレベーターがあった。すごい古い。
外見通り、中は ザ・カプセルホテル。
ズラと寝床が続いている。
まず、佐渡から来てる荷物を下ろしたいので、ロッカーを探す…
荷物置き場はものすごく細いロッカー1つ。佐渡ヶ島から来た僕にとってはちょっと手狭な感じだった。
これは、サウナを楽しむための最低限の荷物入れなのかもしれない。また、サウナに期待があがる。
ムリヤリ荷物を入れて、探検に行く。
2階は寝床とロッカーがずらっと。キョロキョロしてみるとお食事どころの文字。なんか美味しそう。
しかも朝3時までやってる。さっき食べたばかりだけど、これは食べたくなる。お食事どころに向かうために階段を登る。
3階はなんと、ジムが併設していてトレーニングをしている人がいた。時間も時間なので一人だけ黙々とトレーニングをしている。
どうやらその奥にお食事どころがあるらしい。
ジムの筋トレ器具が並んでいるところを申し訳なく思いながら通り、デブ活へ。
お食事どころに入ると、ローテーブルがいくつかあるのとサウナ上がりの黄色いローブを着たおじさん2人と店員が1人いた。値段を見てみるとめちゃ安い。豚キムチ丼とサッポロビールを頼んで着席。意外だったのはなんと、チェックアウトの際にお会計というとことんリラックスを追求するような仕組みだった。
疲れとねむさがあいまってこのへんから記憶がぼやっとしている。
いつの間にか豚キムチ丼とビールがきていた。
味はいい感じ。価格にあったクオリティー。
ねむさもあったのでそのあとはすぐにサウナを入りに行く。
サウナは4階。一番上にあった。
行ってみると、誰もいない。貸切だ。サイコー!
ここからは撮影禁止だ。整うぜ。
でっかいお風呂と水風呂、そして、でっかめのサウナ。
10人以上はゆったりと座って入れるサウナだ。
10分入って水風呂に浸かる。
水風呂も最高に冷たく感じる。深夜に入るサウナは格別だ。
天井にはステンドグラスのような照明があった。
冷たい水風呂とアチアチのドライサウナの寒暖差で体がクラクラしてくる。
ステンドグラスの光でさらにボーッとした頭になにか良くない光線を浴びているような感覚になる。
こういう時に最高ダァと思ってしまっているのは根っからの追い込み体質なのだと常々思う。
眠さも合わせて頭も体もおかしくなりそうになったところで終了。
ベットについた記憶がない。
朝起きるとおじさんがカプセルホテルを出る準備をしていた。
ぼくも一緒にカプセルホテルを出る準備をする。
なんか不思議な体験をしたと思い、ホテルをでる。
出るとサ道のポスター。
ぐうぜん。
ありがとう、ミナミ。
東京での不思議なよる。
おわり。
いつも応援していただきありがとうございます。 多分、山にいくか不思議なものを食べる力になります。